2008-07-04

ベストセラーは駅弁だ論。


一介のサイエンスコピーライターであるリョーシ猫が、ブログで著名な人の名前を書く時に、敬称をつけたもんかどうかは、どうせ悩んでも仕方ないからあんまり悩まないわけなのだけれど、悩ましくはある。イトイ氏は「氏」、糸井重里だとそのまま。勝間和代さんが「さん」になってしまうのは、私は勝間さんの主宰する「ムギ畑」というサークルサイトの会員であることだし、それに今月末にはレクチャーで──つまり勝間さんのレクチャーに参加者として──お会いする予定なので、そういう対面的なインパクトには、人というものは影響を受けやすい、というわけで「さん」なのである。この反対に、たとえばその方が亡くなっていて、生前にお会いしたこともあるわけないような場合は、歴然と対面することがないわけだから、「という人」としか言いようがない。そのようなことがなんとなく自分の基準になっているようである。

ところでそのイトイ氏が、勝間和代さんの新しいベストセラーにエールを送っているらしい。いや、その前に勝間さんは、この前このブログにも書いた土井さん(土井英司さん)のセミナーにもゲスト出演されているのである。どちらかというとこちらのほうが一筋縄なつながりだと思うけれども、どっこいイトイ氏は「担当編集者は知っている。」というコラムを持っている。幅が広いのである。

そういえば先日軽井沢へ行った時に、軽井沢駅では、伝説の駅弁「峠の釜めし」を売っていた。それどころじゃない、「峠の釜めし」は新幹線内にも額面の広告を出していた。うおお、こんなところで、と思ってしまうが、そうじゃない、こっちが本場に決まっている。しかしながら駅弁は昨今、もはや日常的にデパートで買ったりお取り寄せしたりするもののようになってきてしまっているから、わけがわからなくなっているのだ。つまり有名な駅弁は、最近はもうどこへ行ったんだかわからなくなっちゃうくらい、どこへ行っても出逢ってしまうものなのだ……おお、これって勝間さんのことじゃないか。どこへ行っても勝間さんの話。

誰しもが、昨今。

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