2010-01-31

ロボットは涙を流すか SPECIAL 関連記事目次

石黒浩、池谷瑠絵著『ロボットは涙を流すか─映画と現実の狭間─(PHPサイエンス・ワールド新書)』の刊行記念として連載した記事の目次を作りました。

大阪大学教授・石黒先生は、人間にそっくりなアンドロイドをはじめ興味深いロボットを次々と生み出しているロボット研究者として知られ、中でもご自分にそっくりのアンドロイド「ジェミノイド」は国内はもちろん海外のメディアでもたびたび採り上げられています。そんな「石黒浩を知るいくつかのリンク」連載です。

[ ロボットは涙を流すか SPECIAL 関連記事目次 ]
01: 2010-01-20
もう不気味の谷を越えている──『アンドロイドサイエンス』


02:2010-01-21
ジェミノイドは出張中──石黒研究室の動画集


03:2010-01-22
『サロゲート』を観に行くべし


04:2010-01-25
分身と、アルスエレクトロニカ。


05:
06:2010-01-26
「人間らしさ」を超えて──アルスエレクトロニカ2。


07:2010-01-27
「医学と芸術 展」とロボット考古学


**連載終了**


「石黒浩を知るその他のリンク」補遺 ※外部サイト

Mechanical Love
http://www.icarusfilms.com/new2009/ml.html

2007年のデンマーク映画

AWN portal
高森郁哉の「ArtとTechの明日が見たい」
『サロゲート』の未来は近い:ロボット学者・石黒浩教授インタビュー
2010年1月19日
http://wiredvision.jp/blog/takamori/201001/201001191130.html


ニュース:エンタメ
映画「サロゲート」描くロボット社会の未来 石黒浩教授に聞く
2010.1.19

2010-01-27

「医学と芸術 展」とロボット考古学

そういうわけで石黒先生の考えを本を読んだり、講演を聞いたりして一旦理解してしまうと、その考えが、「リアル社会」のさまざまな(科学的なものに限らず)多くの文化的現象と、怒濤のようにリンクしてしまう、ということが起こる。ちょうどアルスエレクトロニカが企んだように、石黒先生と私、そして読書を通じた本書と読者の方々との対話が「起爆剤」となって、私たちは、現実を、ちょっと未来のほうまで解読できるような視座を獲得できるのである。

というのもこれもまたアルスエレクトロニカが解説してくれているように、石黒教授が生み出すロボットやアンドロイドは、人間の根源的な関心と直接結びついている。つまり、テクノロジーであると同時にアートなのだ。

ここから直ちに思い出されるのは──そう、レオナルド・ダ・ヴィンチであります。

実は森美術館で現在開催中の「医学と芸術 展」には、脳や頭蓋が描かれたダ・ヴィンチの原画が来日している。

医学と芸術展:Imagining a Future for Life and Love
2009年11月28日(土)〜2010年2月28日(日)
ダ・ヴィンチ、円山応挙、デミアン・ハースト、ヤン・ファーブル、フランシス・ベーコン、アンディ・ウォーホル、蜷川実花、やなぎみわ、河鍋暁斎、ヴァルター・シェル
http://www.mori.art.museum/contents/medicine/


この展覧会、イギリス・ウエルカム財団のコレクションから約150点の医学資料や美術作品が展示されているのだそうだ。「Wellcome Library」のホームページはこちら↓



また、この展覧会が示しているような歴史を持つヨーロッパで、人間の根源的な関心がアートとして、一方では医学として追求・発達していったというように読まないと、展覧会はかなり散漫なものになるだろう。言い換えると、展覧会はいちおう年代順の順路になっていたようだけれども、医療の歴史、特に技術史として見るよりは、時代を通じて繰り返し現れる主題に目を向けることで、展覧会のおもしろさが増すだろう。出口ゲートを出る頃には、私は以下の一節を思い出していた。

「意外にも私たちの歴史には古くから、しかも綿々とたくさんのロボットが存在していたことがわかる」(『ロボットは涙を流すか』17ページ)

映画だけではない。展覧会を見るのにもなにかと役立つ『ロボットは涙を流すか』。1月新刊で発売中でございます。

ロボットは涙を流すか
石黒 浩,池谷 瑠絵
PHP研究所

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2010-01-26

「人間らしさ」を超えて──アルスエレクトロニカ2。

前々々回に、不気味の谷の話を書いたが、『ロボットは涙を流すか─映画と現実の狭間─』には、ロボットが人間らしいどころか「人間以上の人間らしさを発揮する」と書かれている。(他人事のような書き方をしてしまいましたが、『ロボットは涙を流すか』111ページを参照)

石黒先生からこの話をうかがって私は最初、ロボットあるいはアンドロイドが「人間以上に人間らしい」ということばの意味がわからなかった。

確かにアンドロイド──特にリプリーQ2!──に会うと、あるいは見ると、「人間らしさってなんだろう?」と、考えてしまう。まずアンドロイド自身だってそう考えているだろうと思い(だって人間を相当"まねて"いるわけだから)、いやそういうことを考える機能は入っていないのだから、アンドロイドが考えるだろうところを、見ている私が勝手にもらってくとすると……、などと私は思うわけである。

しかし、このアンドロイドが「人間以上に人間らしい」かな〜? などと思いながらふと石黒先生を見ると、やおら、アンドロイドの肩をぐっと持ってポコポコ叩いたりし始める。「は? むむ?!」などと思っていると、後ろから編集者氏が「ハッとしますよね、そういうの」などと言って笑っている。

そのリアクションにも「そんな……」などと思ってリプリーに向き直ると、今度はリプリーがハッとして首を巡らす動作などを行っている。「む、トリガーは何だったんだろう?」などと思うと同時に、このような私たち人間の一連のリアクションというものも石黒先生の観察対象なのかなあ〜 などと思いはじめる。

──するとこれら登場人物のいったい誰が一番人間らしいでしょう? などという質問を、私は思いつく。誰がいったい……

一般に、人間の人間に対する情報感知・収集能力には実に高いものがあるわけだけれども、アンドロイドと接していると、その分解能・解析能力がやたらと遺憾なく発揮されてしまうようなのである。すると、このようなアンドロイド体験を反芻するうちに、「人間以上に人間らしい」ということが、比較的自然に感じられるようになってくるのである。

ああ、このことを言っているのか、と私は思った。ところが、それだけじゃないのだった。

そう、今回の記事は、前回に引き続き、アルスエレクトロニカ関連のお話である。そのフェスティバルで、ジェミノイドは(人の)死を表現したのだそうだ。それでなくともジェミノイド目当ての来場者で賑わっていたメインギャラリーは、その死に触れ、息をのんだそうだ。「人間以上に人間らしい」アンドロイドの死──このあたりはぜひ本のほうで確認してください。

アルスエレクトロニカ フェスティバル2009の様子はこちら↓
文化庁メディア芸術プラザブログ
アルスエレクトロニカ レポート7 どちらが人間でしょう?
http://media-arts.cocolog-nifty.com/map2009/2009/09/7-ce4f.html


ロボットは涙を流すか
石黒 浩,池谷 瑠絵
PHP研究所

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2010-01-25

分身と、アルスエレクトロニカ。

いやあ、これは相当におもしろいんです。まずは、「石黒浩」を知るこのリンクから。

文化庁メディア芸術プラザ
海外フェスティバルレポート
ARS ELECTRONICA 2009 レポート
http://plaza.bunka.go.jp/information/world/ars2009.php


「アルスエレクトロニカ フェスティバル」というのは、オーストリアのリンツという都市で開催されている、ヨーロッパ最大のメディアアート・フェスティバル。2009年は30周年にあたるとあって新しいセンター(The new Ars Electronica Center)も完成し、上記のサイトによれば、2009の秋に開催された6日間での総来場者数は72,500人、アーティストやスピーカーは31ヵ国から800人という盛況ぶりだったようである。

秋に石黒教授にそっくりのアンドロイド「ジェミノイド」が出張していたのは、実は、このフェスティバルとも関連していたのであります。ジェミノイドは、センターのメインギャラリーに登場し、たいへん注目を集めたそうである。(これについては次回ご紹介)

ところでアルスエレクトロニカは、人間とは何かという問い(the question of the essence of humanness and the nature of the human being)が、ゲノムなどの生物学や脳科学といった科学(の新しい発見と方法)によって、新しい段階に入っている、と考える。そしてスタート当初から、人間の根源的な関心と未来とを追求するフェスティバルなので、今あらためて、アートとテクノロジーとリアルの社会をつなぐような"すごい"対話をしかけていこう──というのが今回の目標なのだ。(詳しくはhttp://www.aec.at/humannature/en/ をご参照ください)

と、そのようなカンファランスのオープニングを飾る対話が、石黒浩教授と、フリードリッヒ・キットラー教授(『グラモフォン・フィルム・タイプライター』の著者としても知られています)によるプレゼンテーションとセッションだ。上掲の「ARS ELECTRONICA 2009 レポート」によれば、なんとずばり「分身」が話題になったそうである。

うーん、どんなにすごかったのか、推し量れませんが、これで人類もかなりに未来へ進んでしまったのではないでしょうか……というのが、上記を読んだだけの私の感想であります。。

といった出来事と同時に作られていった、こちらの本もぜひお楽しみください。
(※amazonリンク)ロボットは涙を流すか

またメディアアートといえば、今年も六本木で、文化庁メディア芸術祭が開催されます。
「第13回文化庁メディア芸術祭」
2010年2月3日から14日まで@国立新美術館(東京・六本木)
フェスティバル情報
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/information/


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2010-01-22

『サロゲート』を観に行くべし

『サロゲート』公式サイト
http://www.movies.co.jp/surrogate/


金曜日ですねえ。さて今日から、いよいよ映画『サロゲート』が公開になります。2010/1/20にご紹介した『アンドロイドサイエンス』を既に読んだ方、またロボットに興味のある方は、ぜひとも駆けつけられたい! 私も観ましたが、石黒先生のロボットを理解する上で、とても参考になることと思います。なお『ロボットは涙を流すか─映画と現実の狭間─』でも、この映画を採り上げています。

ところで「サロゲート」と言えば、日本語ではこれまで「サロゲートペア」という語が、ごく一部でだとは思うけど、知られていたようだ。文字エンコーディングのUTF-16で使われているしくみの一部で、訳語は「代用対」という。この「代用」という訳語や、「ペアで用いる」というところが、ポイントであるわけですね。

映画のサロゲートも、人の代用、すなわち身代わりロボットのことを指す。人々は家で寝そべっていて、仕事も恋愛も、身代わりロボットがこなしてくれる近未来が描かれてゆく。観ているほうは、この身代わり=サロゲートという別の体を持つのって、どんな感じなのかなとか、と同時に出逢う相手もサロゲートなのだから、どんな感覚を持つだろうか……といったあたりをリアルに体験するチャンスであります。

そして映画を観ながら抱いた、サロゲートに関するリアルな感覚がまださめやらぬ内に、石黒浩教授ならこれをどう観るのか──特に、映画と、現在のロボット研究とは、共時的にどのような関係にあるのか、そして今後どのような形で関わっていくのだろうか──といったことをできれば本書で「読み」進めてほしい。

しかし、この映画と石黒ロボット学の関わりは、もちろんそれだけではない。

まずはこのことを紹介しなければならなかったのだが、実は、この映画の冒頭に、石黒浩教授とジェミノイドが登場するのである。ジェミノイドというのは石黒教授にそっくりのアンドロイドで、ちなみにジェミノイドとは、双子、双生などの意味を持つ「gemin」から名づけられたものだ。このことだけから言えば、映画は「サロゲート」でなく「ジェミノイド」でもよかったのではないか?? などと私には思えてもくるのである。

『サロゲート』は、最も新しい映画であるだけに、『ロボットは涙を流すか─映画と現実の狭間─』で採り上げている映画の中でも最もスリリングな展開になっていると思う。

ロボットは涙を流すか
石黒 浩,池谷 瑠絵
PHP研究所

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本書では『サロゲート』のほか、『アイ, ロボット』『スタートレック』『マトリックス』『トランスフォーマー』 『ターミネーター』『A.I.』『スター・ウォーズ』『アンドリューNDR114』『攻殻機動隊』等を採り上げています。

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2010-01-21

ジェミノイドは出張中──石黒研究室の動画集

「ロボットを見てもらえれば、わかります」

と石黒先生が時折おっしゃっていたように、確かにアンドロイドを見ると、いろんな疑念は雲散霧消する。私が研究室で最初に見学したのは、「Repliee(リプリー) Q2」という大人の女性のアンドロイドで、石黒先生にそっくりのジェミノイドは出張中で、残念ながら逢えなかった。

ちなみに、今店頭に並んでいる『ロボットは涙を流すか─映画と現実の狭間─』の表紙の帯に載っている写真こそ、リプリーその「人」である。

この写真を見てもわかるように、たとえばリプリーの髪はちょっと赤系の茶色をしている──ヘアサロンへ行くと、ヘアカラーには黄色系、赤系、ピンク系と、同じチャパツでもいろんな色があるのであります、念のため──のだが、こんなところに、私はちょっと、リプリーの「人」柄を感じてしまった。

リプリーはロボットなのだから、誰かが発注して、誰かがこれがいいということでこの髪の色が選ばれたのだろうとは思う。そのように理解しておきながら、でもどうもそんなのは「出来すぎた話」のような気がしてしまうのである。

赤系のチャパツは──これまた人と同じようにいつだって別の色にすることもできるわけだが──なんらかの彼女らしさの露呈であるというのと、誰かがリプリーのために発注したというのとで、どちらがリアリティが強いかというと、私にはやっぱり前者のリアリティのほうが強いのだ。

私たちの生活のなかでも、ほら、たまに、仕事の中で出逢った人が、すごく爪を手入れしているのにはっと気づいたりすると、どうという理由もなく「へえー」と思うと同時に「人柄」とか「生活」みたいのを感じとったりするではないですか。一方、リプリーは赤系のチャパツなんだ、ということが、その同じ「へえー」を私の中から引きだすのである。

すごく簡単に言うと、リプリーってどんな女の人なんだろう? って自然に考え始めている。もう勝手にストーリーが流れ出す。別に詮索好きってわけじゃないのですが。

そんなリプリーの動画が、石黒研究室のホームページで公開されています。「愛・地球博」へ行かなかった人、まだリプリーを体験していない方は、ぜひホームページで体験してください。

大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻
知能ロボット学研究室(石黒研究室)
http://www.is.sys.es.osaka-u.ac.jp/


アンドロイドの動画のあるURL
http://www.is.sys.es.osaka-u.ac.jp/development/0006/index.ja.html


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2010-01-20

もう不気味の谷を越えている──『アンドロイドサイエンス』

アンドロイドサイエンス ~人間を知るためのロボット研究~
石黒 浩
毎日コミュニケーションズ

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「お前はもう死んでいる」という有名なセリフは、『北斗の拳』である。

一方「不気味の谷」とは、ロボットなどの機械が人間に似てくるにつれ、人がそれらに対して抱く好感度もだんだん上がっていくが、あともう少しで人間と同じという直前でそのグラフががっくりと降下し、その後は急回復して人間と同じとみなされるようになるという現象をいう。グラフはwikipediaに載っている。

ウィキペディア 不気味の谷現象
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%B0%97%E5%91%B3%E3%81%AE%E8%B0%B7


ただちに考えられる反論は、完全に人間と同じロボットなんかいないじゃないか、というものだ。だからグラフの先のほうは検証されていないということは、誰にでも確認できる。谷に落ちたらどんなに不気味だろうか。いや、もしかしたら好感度はその後、回復しないかもしれないではないか?……そんな予想も可能なわけである。

「……アンドロイドはもはや不気味ではない。」
(『アンドロイドサイエンス』p244、215を参照。)

と書いてある本を読んで、私は驚愕した。これはどうやら谷へ入ってしまったロボットのことや、彼らがいかに超えられるのか、などと案じている場合ではない。この著者は、不気味の谷(の底)は克服した、と言っているのである。これではまるで『北斗の拳』ではないか──お前はもう不気味の谷を越えている……。

その著者であり、アンドロイドの生みの親である大阪大学の石黒浩先生にお会いしたのが昨年の夏のことだ。そしてそれがまたまた幸福な共著になった。
本日、店頭に並びます。

ロボットは涙を流すか
石黒 浩,池谷 瑠絵
PHP研究所

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2010-01-12

ポゴ de ゴー。



フライバーとも言うらしい。なかなかすてきなスポーツだ。上記のように日本で購入もできる。そして、その祭典も活況のようである。アメリカンコミックタッチの楽しいサイトなので、ぜひ↓

Pogopalooza6
http://www.pogopalooza6.com/


実はこのぴょんぴょん飛ぶ道具は、地面に設置するタイプのものならば、以前「こどもの国」という遊園地にあった。ああ、それとはテクノロジーが違いますというくらい古いものだが、私はおそらくそれ以来、その「ぴょんぴょん飛ぶ道具」で、空中を自由に飛び回る夢を見るようになったのである。

空中を飛ぶといっても、地面から1〜3メートルぐらいのところを移動することが、なぜかできるのである(夢なので許されたい)。ではその原理はどうなっているのかというと、どうも竿のようなものを頼りにしていて、竿と言えば、オランダの棒幅跳び祭りが「引用」されているという気もする。もうひとつ思い当たるのは遠心力を使っているということで、その竿を軸にしながらも、その先からぴゅーっとひものようなのが出て、その長さの円周上をすーっと移動しているような感じでもあるのである。だが空中にいながらにして、地面にささっている竿の軸位置を変えられるので、つまりホバーリングができるというわけで、これはさすがに夢なのだ、と思って、夢を見ている私は「覚めるな、覚めるな」とますます必死になったりしたものなのである。

けど、最近はあんまり見ないなあ。

そんな昨今、その夢にそっくりな動画に、私は遭遇したのである。まずはこのサイトからだった↓

Extreme Pogo Stick Uses Robotic Leg Technology
http://www.ri.cmu.edu/news_view.html?news_id=63&menu_id=238
August 13, 2009


カーネギーメロン大学の、こちらはBowGoというのだそう。いやあ、びっくりしたなあ。夢かと思いました。いや、それどころか、このBowGoと、Pogopalooza6と、冒頭のフライバー……現実の世界ではとっくにつながっていたのであります。

2010-01-10

マトリョーシカが持っているトイカメラのちらし。

久しぶりに「そのまんまチラシ」をゲット。
ロシア製(かどうかは、この商品については明記されていない)トイカメラのブームも中盤戦とあって、ユーザの利便性もしっかり押さえている。
その商品特長が5項目で書かれているのだが、「入手しやすい」35mmフィルム使用はもちろんとして、このカメラ、なんとワイド22mmですって。ふむふむ。

さらに驚いたのが「トンネル効果」というもの。なぬー、トンネル効果だって? いきなり量子的話題! とおもいきや、周辺光量落ちのことを言うのだそう。ま、ワイドだからね。

もともとウェブに使う写真では、わざと周辺光量落ちさせることで、見て欲しいところにビューアの視線をフォーカスさせるということが、わざわざ効果をかけて行われていた。というのも特にシロウト写真の場合、漫然と映っていて「撮影意図」が見えにくいので、画像処理で意図がわかるようにするわけである。

しかしこのトイカメラは、まったく「別の理由から」周辺光量落ちして、視線はセンターフォーカスで、というわけです。こういうことだらけなんだよね、トイカメラっておもしろいです。

このての話題は、こちらに集めてあります。御一顧↓
LOMOGRAFHY FISHEYE2
ロモ・フィッシュアイ2のトラブルシューティングと活用ガイド
http://www.famipro.com/lomofisheye2/

2010-01-04

家でやろう。2010年1月。

あけましておめでとうございます。
今日から仕事始めでした。
東京メトロでの移動中にマナーポスターシリーズの新作をぱちり。

今年はどんな年になるのやら。
できるだけブリリアントなものにしていきたいと思っております。

そういう矢先になんですが、
プロフィール写真を掲載してみました。(@右コラム。。)
ちなみにこちらは3月に刊行予定の書籍の著者写真として掲載される予定です。(だからどーしたとも言いますが。。)

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまにもどうぞよい年でありますように!