まさか、と夫が私に新聞の記事を見せた。Google Street Viewの撮影車がそこには写っていて、つまりこの最新のタクティクスで、ストリートビューの画像を集めていたらしいのですね。知らなかった!
いやしかし、である。かくいう私も実は、写真を買ったからって、じゃあ誰がその画像と地図をつなげるんだ? という疑問に自分で答えられないでいたんです。航空写真ならそのままマップだし、万が一人間の記憶違いがあっても、辻褄が合わなければすぐわかる。だが、その写真が地図上のこの点だなどと誰がひとつも間違えずにマップできるだろう? グーグルがそんな面倒な人海戦術を使うわけがない。──そうか、GPSか。

「でも車を運転しているのは人間でしょ?」と夫は言う。
そこで私はpenの特集号「夢のロボット!」にたまたま掲載されていた自動操縦車を見せてあげた。これはセンサーをたくさん搭載したり、きっと交通法規を理解したりして、要するに自走できるシステムがついた自動車なのである。つまり車を自動操縦にすることだってできる。やろうと思えば。
「ふうん」
Google Street View という新しいツールで、私がまずは最初に見たのはニューヨークだった。WTC跡。朝のラッシュ時だろうか。通勤らしい人々が、WTCの跡地を通り抜けておそらくメトロの入口の方へ、急いで歩いていく姿が映っている。
※ところで、私が実際にニューヨークへ行ったのは、同時多発テロ(2001年)前の、2000年でした。旅行記はこちらへ……[響けブログ]「セプテンバー、そしてニューヨーク。」
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