Wall Streetも、再開発中というか、トンネル内の画像になっていたり、そもそも車が入っていけないエリアになっている通りも目立つ。こういうのはなんとなく、画像収集クロール車が立ち往生しているようで、愛らしい感じさえするのだが。

しかしいったんズームアウトすれば、きゅうくつなウォール街は一気に遠のき、Street View 対応であることを示す青い印のついたニュー・ジャージーやロングビーチがいっぺんに視野に入ってくる。確かに車が行けないような場所をいちいち細かにかまってはいられない。画像収集クロール車が行かなければならない場所はまだまだあるのだ。
ついでに車社会といえば、東京の場合は通りを撮っても、十分な情報が得られるかのか、どうだろうか。なにしろ地下のほうが'ショッピング本通り'のようになっているエリアもあるし、'駅中'の充実ぶりは、おそらくもう駅の中に街、通りがあるような状況だ。自分が東京について情報を持っていて、ニューヨークについて乏しいという決定的な理由も与るとはいえ、東京の「ストリート」が多重化、多層化しているのは確かだろう。
夫が言う、「車のナンバーや人の顔を消してるらしいよ」
グーグルのことだ、そんなめんどうなこと、手でやっていないよ、断じて!
しかし、こういうときこそコツコツとこの新しいツールを使ってやろうというのが、"人間らしい"と私は思う。機械を使えば使うほど、ロボットを使えば使うほど、じゃあヒトがやるべきなのは何なのか、いよいよ顕れてくるのである。
※ところで、私が実際にニューヨークへ行ったのは、同時多発テロ(2001年)前の、2000年でした。旅行記はこちらへ……[響けブログ]「ニューヨークのパレードとWTC」
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