2008-12-22

ケーキをトースターで焼くと、焦げ焦げ、一見ですが。

トースターでケーキを焼く

トースターというのは、家庭用調理器具の中では珍しく単機能の商品である。そこを信頼して、オーブンの代わりを任せてみることにした。ところがパンをトーストすると、一般に上面のほうが下面よりも焦げていませんか? つまりトースターも基本的に(下にもヒーターが入っているのだけれども)やはり上面のほうが焦げやすく、オーブンに比べて庫内も狭い。だから、そうなるかな、と思ったら、やっぱりこうなりました。

これはケーキの台になるスポンジの部分を焼いているところ。(大丈夫、焦げているのは上だけなんです。)分量も少ないし、すぐ焦げる。が、逆に言えばあっという間に完成です。

ケーキできあがり

これは、ほぼ日刊イトイ新聞の「なんでもない日、おめでとう!」の「クリスマスがやってくる。」のレシピを使って、作ってみたもの。このレシピはとりたてて珍しいものではないのですが、「よく泡立て」という表現が、「これでもかというくらいよく泡立て」なのか、「ざっと泡立てればいい」のかというあたりが若干親切なのと、料理を教えている飯島さんという方が、手を抜かない人なのだなあと思わせるところが、なかなか楽しめるので、料理のプロセスがいったいどこまで伝わったかを確認する意味でも時々作っています。また、ケーキを作ったことのある方には、卵白と卵黄を一緒に泡立てるタイプのレシピと言えばわかると思います。

さて、このレシピに必要なもののうち、オーブンとクッキングペーパーとイチゴがない。そこで「ショートケーキ」とは言いにくかったわけなのですが、そこでどうしたかというと、この分量をすべて1/3にして、型はかつて近所にあったケーキ屋さんのベイクドケーキが入っていたハコを流用しました(あくまで非推奨。小さい型のほうがいいと思っただけなんです)。

ところで、粉もののレシピや、お菓子のレシピというのは、原則的に、分量厳守です。勝手に変えると必ず失敗しますし、ちがう状態(しっとりのはずがぱさぱさとか、さらりのはずがねっとりとかですね)になってしまうこともあります。それがどうしたことか、今回はなんだかうまくいったんですよね。だいたい分量を1/3にしてそのままうまくいくとは限らないし、さらに失敗もしました。まず卵を湯煎にかけるときに白身に火をとおしてしまい、白身を差替えた時にすでに分量が変わってしまった。そこでこれに合わせて粉の分量を上げ、ついでにバターが分量分ストックがなかった。めちゃくちゃです。

ただ、結果的には分量を思い切って1/3にしたというところが成功の秘訣だったような気がします。

スポンジの状態が、これまでオーブンで作ったことのあるものと比較しても、市販のケーキと比較しても、かなりいい状態に焼けました。もっとも、まぐれかもしれないので、近々もう一度挑戦してみます。(今度はいちごで!)

ご注意)!!!トースターはせいぜいピザトーストぐらいの高さしか想定していないので、背が高いものを入れるとたいへん危険です。ましてやクッキングペーパーのような燃えやすいものは不可です。本ブログの料理記事を試される場合は、科学的な常識に従い、各人の責任においてお試しください。よろしくお願いいたします。!!!

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