2008-11-22

英語本がさかんになるという予測。



土井英司さんのエリエス出版戦略セミナー年末特別のセミナーの案内を読んでいたら、土井さんが2007年の年末に、今年の「英語本ブーム」を予測していたことが書かれていた。その予想へまるで年内に駆け込もうかというように、英語本と言える水村早苗という方の新刊が今アマゾンで特別に売り上げているそうである。この本について書いたブログなども活発で、また新しいベストセラーの流れをつくりそうな勢いを感じさせる。

ところで現実から離れて、なんか遠い未来に、日本語がどうなっているかなあと思うと──その時は私なんかも、もう死んでしまって、自分のひ孫だって生きていないかも知れなくて、というような未来だ──、「木で鼻をくくった」とか「雨後のたけのこ」とかが、案外しぶとく生き残っているんじゃないか、という気が私はする。今はむしろ古くさいような言い回しというか、歌い方で言えば節回しみたいなもの。

というのも、だいたい英語でも日本語でもたいした違いがないものとか、あっても日本人にしかわからないようなものは、淘汰されてしまう可能性がある。残るのは、人間に共通に、なんかこれはきっと重要だ、と思わせる何かに違いない。でもってコトバ相手だからなにが「重要」なのかは必ずしも定かではなく、「なんか気になる」というようないい加減なところで決まる「重要」であることは十分予想されるわけである。「なんか気になる」というのは、まあ「変わっている」ということでもあるんだけど。

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