雨がすごいですね。今日は雷もやたらとパワフル。
先日も、たまたま私の両親が来るときに、集中豪雨になった。ワイパーをかけても前がみえないので、渋滞していたという話をしていて、父が言った。
集中豪雨のときに橋渡るのってけっこう怖いんだよ。
実は、父がいるときにはこの手の話が多くて、こういった物理現象は、こういう危険な現象の原因になるとか、災害の前兆であったりするから、世間の人はどうともなく(無防備に)過ごしているけれども、物の理のとーぜんとして実に注意すべきである、という話なのである。
私も長年家族をやっていてそのことは知っているので、またちょうど運良く──というよりは運悪く──突然ゴーゴーと降ってきた雨にちなんで、そういう話を始めたのであった。
父の故郷には大きな川があったので、川を遊び場に育った、らしい。川の話はいきいきとして、うずを巻いた濁流が見えるようである。
集中豪雨というのは本当にあなどれないのだよ。と私もすごく思うのだ。
遠くの空で雷がごろごろ言い始めたら、オレならすぐ川から上がる。
これも彼らしい。しかしサバイブする人というのは、無鉄砲のようで(傘という傘を店へ忘れてくる)、非情に用心深い。
しかし、彼がリアルに描けるブツリの世界は、惜しいかな、古典的なブツリに限る。妹のリョーシブツリは彼には手に余るのだ。
古典的な家族は、海外出張で不在の妹=リョーシカを欠いたまま、さっさと雨の上がった夏空を、がやがやと言いながら眺めるのであった。
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