2008-08-07

ほんとうは生活の一部である科学。

石の上にも三年、ブログもまずは1年やるとよいなどといいますが、ちょうど今回の投稿が50回目にあたります。で、だいぶ話をはしょるようですが、週1回の投稿ペースなら、これがざっと一年分に相当するわけなんですね。

なかなか。やはり発見があります。

ブログを始める場合に、特にいわゆる「仕事ブログ」の場合は、それなりにああこれを書こう、あれを書きたいというように思って始めるものだと思うのです。しかも私は本業が書きものであるような場合なわけだから、なおさらそういう思いで始めたはずだったのです。しかしながら、それでもやはり、思いだけでは書けません。

何か手にあまるもの、論理の骨格が露出してこないものがあって、いくら書いても堂々巡りなものになってしまう感じがある。たとえば科学と広告というのは、誰にとっても生活の一部だろうと思うのですが、たったそれだけのことがどうもうまく言えなかったりする。

で、このような動かぬ岩のようなところから(あくまで私にとってですが)あえて攻めていく方法もあるけれども、まあ、やっぱり自分が手に負えるところで、科学ということを見回してみると──とりあえず料理が一番なんです。

料理のことはかつて「東京ごはんブログ」で頓挫しており、また料理でほんとうに追究されていることはおいしさであって科学ではないけれども、……っていろいろあるんだけれども、科学のごくはじっこにある料理ってことで、そのおもしろさを書いてみたいと思います。

科学のごくはじっこにある料理ってことでおもしろいのは何かというと……たぶん「化学反応」です。いろんな味がいつのまにかひとつの味になる。材料が変成する。温度、水、こねるなどのいろんな要素が関係してきます。

そんな意味でも「粉もの」はかなり王道じゃないかと思うのです。

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