「ある問題を引き起こしたのと同じマインドセット(型にはまったものの考え方)のままで、その問題を解決することはできない」
というのは、まず、辻氏による藤村氏へのインタビューをまとめた『藤村博士のテクテクノロジー』または『テクテクノロジー革命——非電化とスロービジネスが未来をひらく』(藤村靖之+辻信一 大槻書店)というタイトルの本が、9月20日に出版されるのだそうだ。そして、そのまえがきに、辻氏が書いたものの一部に、上述のアインシュタインが載っているというのである。
藤村氏には『愉しい非電化』をはじめとするご著書があるわけだけれども、藤村氏が面白いと思う誰かがインタビューがするのはおもしろいだろうし、辻信一氏は、『ネコとサカナ』の翻訳で、不思議な選球眼を感じていたところだったので、「自分で言うのはおかしいのですが、よくできた本だとゲラを読んで思いました。」と藤村氏が言うのも、言葉通りに受け取ることができる。
それでもって、話はアインシュタインへ戻る。
文脈からすると、辻氏は、藤村氏の発明家としての資質に、新しいマインドセットを感じたということなのだろうと思われる(とにかくまだ世の中的には存在していない本についてなので、もしかしたら違うかもしれません)。そこで辻氏が引用した意図はともかく、これを読んだ「またまたまた」聞きの私が、へえーとか、ふうーんとか思ったのは、なんでだろうというのが少々気になったのだ。(つづく)
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