2008-08-23

江戸川乱歩、蔵という書斎。

池袋にある立教大学の裏手のほうにある小さな郵便局をご存知だろうか。グーグルの地図で見ると「立教学院内局」と書いてあるのだが、確かにそんな名前だったかもしれない。つまり「内」というだけあって、大学の敷地に食い込んだような場所に立地しているのである。

立教大学に寄贈(あるいは管理委託?)された、平井太郎こと江戸川乱歩の住居も、こちらはかなり広いのだけれども、やはり立教大学の一部のように建っていて、その裏は、私が単位を落とした体育のテニスコートである。やれやれ。

その家の表札は2つあり、そのひとつが「平井隆太郎」、すなわち学部の先生と同姓同名なのである。そこから先生が出てくるのを見たという目撃情報などが飛び交い、平井先生が江戸川乱歩の息子であるらしいという噂がオドロキから単なる事実へと移行していったのは、いやはや、ほんとうにかなりの昔である。

wikiによれば、平井先生のご子息の平井憲太郎さんは鉄道ファンだそうだ。

ええー、というわけで、「イトイ新聞」の、鈴木慶一が乱歩邸を訪ねる企画「おじさん少年探偵団、江戸川乱歩の家をゆく。」を見ました。

企画のキモは、慶一さんのファーストアルバムのジャケットに使ったのが、乱歩の挿絵だった──ということなのですが……それ、『火の玉ボーイ』ですね。私、箱入りのを持っていますよ(再発のCDですが)!

そういえば確か、平井先生の単位は取れたんじゃなかったかなあ。
日本の新聞発達史(のようなもの)だったと思うんだけど。(つづく)

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