この本でも、ロボットがどんなところが得意で、また不得意なのかという点がまとめられていますが、ひととしては、「もしロボットがちゃんとやってくれるなら、ロボットのほうがいいや」と思う作業は(私だけかもしれませんが)結構多いのです。
お掃除ロボットなんていうのは、まったく、その典型的な例。
たとえば『ロボットのおへそ』という本が一冊あります、そこに何が書いてありましたか……なんていう場合も、ロボットなら全文記憶できるのです。そういうのはもう、人間ワザではどうにもマネができません。でもそんなのできなくたっていいし、むしろそういうことはロボットに任せて、人間は別のことを考えよう……。
じゃあ、人間が考えるべきこと、やるべきことって何だろう?
……と、まあ、そんなふうに考えが進んでいくわけなんです。
ちなみに──少なくとも「丸暗記」というようなアプローチでは駄目なのだから、たとえば本一冊ならば、人間は論旨を一枚の図解にするとか……というように考えたのが、ちょうどこの本の制作期間にあたっていた頃に書いたブログのこのポスト「マインドマップ「適用」ボタン」(2008-09-02)。
現在、ロボットは──たとえば携帯電話と比べると──あんまり身近ではないメカに過ぎないように見えるかもしれません。しかし、ロボットをより詳しく知ることで、それじゃあひとはこんなところを工夫しよう、というような発想を生み出しやすくなるようにも思うのです。
ひとと、ロボット。もっともっと突っ込んだ論考が、以下にあります。
瀬名秀明『デカルトの密室』スペシャルサイト
http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/477801/kougi.html
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[ ロボットのおへそ SPECIAL ]
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