2009-02-06

『ロボットのおへそ』─アウトラインを少々。


連載で『ロボットのおへそ(稲邑哲也・瀬名秀明・池谷瑠絵著、丸善2009)』をご紹介しています。実はこのシリーズ、ウェブ上で何か書いたほうがいいと思って始めたはいいのですが、やはり責任重大に感じ、自分でもやたらと堅苦しい書き方に。しかし4回目を数え、なんとかリラックスしてきました。ああ、やっぱりこのくらいのラフさでないと書き続けられないかも、でございます。

そんなわけで今日ものっけから話が前後するのですが、先日、東京大学生協書籍部へうかがった話を書きました。稲邑先生は現在所属の国立情報学研究所へ移るまで、この書籍部から少し歩いたところの工学部棟でずっと研究されてきたのです。工学部棟の中にはかつては、イナムラ先生が作った「デリバリーロボット」もいて、私がビデオで見たデモ映像もきっとあの棟内で撮影されたものと思います。

さて、お店へ入ると、『ロボットのおへそ』、なんと入口の平台に並べていただいていました! ご担当者にお話を聞くと、
「本を届けに行くと、廊下ですれ違うのが……ロボットだったりするんですよね」

いやあ、まさにリアルなお話。ほんとに特殊な本屋さんだなあ。(店内の品揃えもすごいんです)


というわけで、今回のテーマはアウトライン、つまり本書の構成をご紹介したいと思います。『ロボットのおへそ』をお手にとっていただけると裏表紙に、簡単な目次が記載されています。以下のようになっています。

第一章 瀬名秀明氏を迎えて1 ロボットの「おへそ」をつくる
第二章 脳科学とロボティクス
第三章 イヌはどんなところが賢いか
第四章 「まねる」と「まなぶ」のダイナミクス
第五章 あいまいさを乗り切れ!
第六章 瀬名秀明氏を迎えて2 ひととロボットが暮らす未来

このうち、前回ご紹介した瀬名氏と稲邑氏の「対談」が、1章と6章です。間違いなく、瀬名氏だからこそ聞き出せた内容であると同時に、対談であるとか平文の原稿であるといった「形式」の違いにはあまりこだわらず、そのまま通して読んでいただけるよう構成されているのも、もう一つの特徴です。

[ ロボットのおへそ SPECIAL ]
| intro | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | epilogue |

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