2009-02-03

『ロボットのおへそ』─ロボット中級者の方へ

『ロボットのおへそ(稲邑哲也・瀬名秀明・池谷瑠絵著、丸善2009)』の発売を記念して、本のご紹介をしています。今日はその2回目です。

前回は表紙の読み解きのようなことで、イントロダクションを試みたのですが、なんだか最初からややこしそうだなあ、と思われてしまったかもしれません。いや逆にそんなことはいいから、それで? と思った方もいらっしゃることでしょう。

そこで先走って恐縮なのですが、よりロボットの専門的な話へご興味がある場合には、ぜひ以下のサイトへどうぞ。

稲邑哲也のページ
http://www.jsk.t.u-tokyo.ac.jp/~inamura/


イナムラ先生の業績リストやレクチャー関連の資料などが閲覧できます。ちなみに、ツールは、例のwikiですね。

それから瀬名氏のブログには、ロボットに限らずいろんな議論が盛り込まれています。また「瀬名秀明の博物館」ではイベント等での発表記録も参照できます。ぜひリンクからいろいろ掘り出してお読みください。

瀬名秀明の時空の旅(ブログ)
http://senahideaki.cocolog-nifty.com/book/

瀬名秀明の博物館
http://www.senahideaki.com/


ちなみに……瀬名氏のブログのデザインは時々変わるようです。以前は木洩れ日の緑の写真だったのですが……こたつの絵に変わっていてとても驚きました。(なぜ驚いたのかというと、なんとなく瀬名氏のイメージとミスマッチな気が……しませんか?)

ところで瀬名氏のロボットへの取り組みはどういうものかというと、あくまで私が感知した範囲で申しますと、研究者の間へ入って、ロボットを創り出す立場からゆくえを占う、といった感じでしょうか。具体的には、ちょうど昨年末に瀬名氏自身によって、ロボットへの取り組みについてまとめられたずばりの論考がありますので、ぜひfurther readingとしておススメであります。

瀬名秀明ロボット学論集
瀬名 秀明
勁草書房
amazon該当ページへ

で、こういった「その先」はともかく、手短に言って、ロボットとは私たちにとって何なのか──と、そろそろその話へ進んでいきたいと思います。つまり、この『ロボットのおへそ』の中身について、です。──というわけで、次回へ続きます。

[ ロボットのおへそ SPECIAL ]
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