2009-01-22

NII市民講座へ行ってきました。

先日、国立情報学研究所の市民講座を聴講。今回のテーマは「言語情報とコンピュータ − 人間の文法とコンピュータの文法とは何が違うのか?−」というもので、情報学プリンシプル研究系准教授・金沢誠先生の講演でした。

形式文法とは何か、その成立からして、私たちの自然言語とコンピュータのプログラミング言語は同じ数学的基盤を持っている、というお話。事前の概要には記されていないのですが、この説明の際、「かっこ」という構造に注目し、これを柱として参加者がこの「かっこ」を発見できるような組み立てになっていたのが、とても魅力的なスピーチでした。

スライドも1枚1枚が独立した、少ない要素で構成されており、「でかいプレゼン」に通ずる歯切れのよさ。

このスライドを見ながら、参加者は「あ、ここに()があるのか」というように一つ一つ見つけていきながら、「形式文法」に親しんでいきます。

とても寒い日でしたが、ご来場者も多く、盛況に終了しました。

でかいプレゼンというのはこれ。
アンチ・パワポという抜けのよさに教えられるところ大で、時々お勧めしたりしております。。
『でかいプレゼン 高橋メソッドの本』
高橋 征義
ソフトバンク クリエイティブ
amazonへ

0 件のコメント: