2010-03-25

このところどこへ行ってもtwitterの話題で……。


少々、ほんとにツイッターの所為なんでしょうか。と思わないでもないのだけれど、熱に浮かされたように、ついったーでございます。

ところで当「科学と広告のブログ」では、これからしばらく、『からくりインターネット』関連の話題を掲載しようと思っているのですが、最初にお断りしておきますと、『からくりインターネット』には、twitterのことは書いてありません。──がっかり、という方、ごめんなさい。

しかしながら、なぜtwitterなのか、twitterが流行ってくるというのはどういうことなのか、といった背後を理解するうえで役立つ内容を読み取っていただくことは、もしかしたら、可能なのではないかな、と思っています。そしてそれは「twitterに乗り遅れない」ことよりも大事なことなのではないか、と思います。

私も実は、twitterを使っていないわけではないのです。特にこの何日かは、アカウントをいくつかつくってログインしたりログアウトしたりして切替えながら、いろいろ試しています。とにかく、まず気づくことは、

検索窓がでかい。

これに尽きます。これはTWEETの窓もそうだし、FAQ窓も同様です。「世界のみなさん、どーぞ、何が知りたいですか?」という感じでしょうか。私はこの「窓(というもの)」を久しぶりに、強烈に意識しました。この白い窓へ向かって、ひとりひとりがtweetを投げれば投げるほど、みんなが「今」思ったことがどこかのサーバにどんどんプールされていく、ということが想像できます。そしてそのデータは、twitterが持っていて、とりあえず彼らだけが活用可能なデータでありましょう。

それって、どういうことなのかな?

そんなふうに考えを進められるのが、『からくりインターネット』の効果というか、つまり、そんなふうに本書を役立てていただければ、とっても幸いです。たとえば将来twetterに代わる、何か新しいサービスが現れたら……今は飛ぶ鳥のついったーですが──次はいったいどうなるんでしょうか??? このように考えていくと、やっぱり頼りになるのは自分の考える力とか、インターネットのしくみ(からくり)をある程度知っていたり、イメージ出来たりすることなのではないか、と考える次第です。

東西線竹橋駅 パレスサイドビル1F 流水書房様
面陳ありがとうございます。
毎日新聞社のあるビルの1階にある、こじんまりした店内に、話題の本をぎっしり詰め込んだ宝石箱的本屋さんです。

※「面陳」というのは……
背表紙ではなく、表紙を手前へ向けて書棚に展示する方法(という説明でほぼ合っているかと思います)

また本書を著者自身がご紹介する、国立情報学研究所ホームページ内のページにも、ツイッターに関連した話を掲載しています。併せてご覧ください。

『からくりインターネット』
情報研シリーズ13 著者からのメッセージ2
http://www.nii.ac.jp/publication/niibooks/jouhouken-series/13/2/

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