2010-03-15

The Future of the Book

The Future of the Book「本の未来・未来の本を考える」講演会を聴いてまいりました。

日時:2010年3月14日(日) 13:30〜16:45
会場:一橋記念講堂 (東京都千代田区一ツ橋 2-1-2)
題目:蔵書全文デジタル化の先に見える図書館の未来
講師:Michael A. Keller (スタンフォード大学図書館長)
進行・聴き手:高野明彦 (国立情報学研究所)

国立情報学研究所 イベント案内
http://www.nii.ac.jp/events/2009/0309/


今回はGoogle Booksでも話題になった、米国はシリコンバレーにあるスタンフォード大学の図書館(地下にブックスキャンの部屋「Robotic Book Scanning」がある!)館長Michael A. Keller氏の講演会。

昨年、国立国会図書館で開かれたアレクサンドリア図書館館長の講演会と対談、元フランス国立図書館館長講演(と対談)にも出席し、この流れで興味深く拝聴しました。

この関心、そもそもはこの本が発端で。

からくりインターネット アレクサンドリア図書館から次世代ウェブ技術まで [丸善ライブラリー]
相澤 彰子,内山 清子,池谷 瑠絵
丸善

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近代に楽譜を売る「作曲家」というものが登場して、「作曲家」という存在が社会的に大きく変化したように、本をめぐって「作者」というものが大きく変化しはじめている……などと思いながら拝聴。

と、高野先生のご紹介で、ケラー氏はもともとはmusicologyを専攻、マドリガーレの文献学的分類整理の研究(だったと思います)がご専門とのこと。

しかし、デジタルコンテンツ白書などを見ても、確かに──変化は音楽から始まる……というのは、うなづけるところ。

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