2011-04-06

代替で、不名誉返上!

いつまでもあると思うな親と金──ならぬ電力、の昨今。かつては東京など都市生活の象徴だった不夜城のコンビニも(先日グーグルマップスで、カリフォルニアのロードサイドにも「セブンイレブン」を発見!)、商品の入荷が決まらず棚が空いたままになっていたりします。東京としては、なんと不名誉な、とふだんだったら意気込むのだろうけれども、個人的には、なんとなくこういう不便って「復旧」しなくてもいいや、と感じる昨今。というのも──

なんでも明るくて、なんでも並んでいて、お好みで選べるというのはわかりやすい「価値」である。けれども、目に見えないより大きな価値や、将来の価値を想像して、今を行動するという訓練は必要だろう。ところが、こういう訓練は喉元過ぎれば忘れてしまう。だったらずっとこのくらいの負荷がかかっていたほうが、かえってバランスがいいのではないか──そんなふうに思えるからです。

電力ひとつでもいくらでもあるわけじゃないんだ、有限なんだと決まればかえって、活力もでてくるんじゃないでしょうか。むしろ、切り替えを進めているのに、いちやめた、のようになってしまうとせっかくの省電力な商品開発もしぼんでしまうかもしれない。

今回の震災・津波、原子力の影響は、これからそろそろ経済的な面へ目が向いてくるのでしょうが、研究開発にしても、暮らし方にしても、「代替!」こそが元気の種なんじゃないかな。もうすぐ1ヵ月になろうとしていますものね。

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