2010-04-19

岩瀬大輔『生命保険のカラクリ』pdfの読み感。

となりの本棚こと、佐々木俊尚 著『電子書籍の衝撃(ディスカバー携書)』と岩瀬大輔『生命保険のカラクリ』という2つの本をきっかけに、自分の中で、電子書籍のリアリティががぜん増した。

商業的なものの成功はさまざまな要素があるけれども、より学術的な内容を伝えるためには、このようなメディアが使えるかもしれない。

さて、岩瀬大輔『生命保険のカラクリ(文春新書)』はアドビpdfであったが、図も本と同じに入っているし、縦書きだし(!)、なかなか読みやすかった。そして「本とパラパラめくりアニメーション(2010-04-13)」にも書いたのですが、1枚1枚を正確にパラパラめくって読めるというのが、これがなかなか便利なのだった。

で、「うーん、今朝も鳥にクジラが運ばれている。(2010-04-14)」で再ご紹介した辞書引き機能などのように、どのような「ラベル」をつけてあげるか、作り込むかというのが、鍵なのだろう。

人間が本を読む「読み方」って、実はよく解明されていなかったりするものね!

そのツボをうまく機能化してくれると、電子ブックはますます面白くなるんじゃないかと。──しかしそうなると、使いやすい電子書籍の仕様に熱中する、という楽しいプロジェクトに邁進できることが重要で、そのためには優れたコンピュータ・サイエンティスト(つまりギーク)で、しかも本に思い入れある方というのがぜひとも嘱望されますね。しかもそれは各国語に合ったものというという意味で、日本発みたいのがあってもよいし。。(とりとめなくてすみません)

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