2009-07-09

プサイにファイ、アルゴにブイ。

プサイにファイといえば量子力学では広く知られたシュレディンガー音頭(ちがうってば!)。で、今日はアルゴにブイのお話であります。

というのも去る2009/07/08、気象情報に関する東京会議公開シンポジウム@一ツ橋の学術総合センターに、参加してきました。ほぼ満場のお客様に混じって、参加するといっても講演をいくつか拝聴。気象キャスターの半井小絵さんのトークもあり、ホットな話題として長期予報が紹介されたり、気象情報の利用・活用といった側面など、バラエティある構成になっていました。

その中でおや?と耳を引いたのが、このアルゴにブイなのであります。

ゴア元副大統領の『不都合な真実』をご覧になった方は、その中に、ゴア氏が学生の頃に参加した、洋上で水温等の記録をとる調査の写真が出てきたと思います。そうやって苦労して取っていたデータを、今や世界的にこの海洋気象ブイ「PALACEブイ」というもので集めているのだそう。

で、「PALACEブイ」は、ロボットなんです。海中に潜ってデータ取って、海面に戻ってきて衛星と通信したりする。ただ壊れちゃうことも多くて、3000本のうち年800本も補充するんですって。

・ARGO計画
・PALACEブイ
・海洋気象ブイ

といったキーワードで検索するといろいろ情報が得られます。

気象庁 漂流型海洋気象ブイロボット観測データ
http://www.data.kishou.go.jp/db/vessel_obs/data-report/html/buoy/buoy.php


ちなみにその研究計画名のアルゴですが、ギリシア神話の英雄が乗った船「アルゴ船」にちなんでいるとのこと。全米の動物園で動物の種の保存を図る施策が「ノアの方舟」って呼ばれているのを、ちょっと思い出しました。トホ。

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