2009-04-13

キッパリ!科学のエッセンス。

ほぼ日に池谷氏の新しいコンテンツ「上大岡トメ+池谷裕二 脳の暗黒大陸。」が掲載されていました。書店へよく行かれる方は、きっとのこの表紙、見覚えがあるのではないでしょうか?

キッパリ!—たった5分間で自分を変える方法
上大岡 トメ
幻冬舎
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表紙を見るなり、「これはもう絶対キテる!」と手にとらずにはいられない、この本を書いた上大岡さんっていったいどんな人なんだろう? そんなナゾにも答えてくれる魅力いっぱいのコンテンツであります。

しかも、ほぼ日に、このお二人が登場したのにはワケがあったんですね。というのも、池谷氏と上大岡氏はこのたび共著で本を出版されたのだそう。科学ものコンテンツもまた一歩進化したと言えるに違いありません。(遠く及ばずながらリョーシ猫もがんばらなくっちゃであります)

しかし科学ものというのはつくづくむつかしい。サイエンスを広めようと思ったら……といういつものテーマへ戻ってきます。以下、リョーシ猫の考え。

サイエンスそのものをおもしろいと思う、
そのこと
を伝えないと、
サイエンスは広まっていかない。

ところがサイエンスがおもしろいということは
科学者を見ただけでは伝わらない。
スポーツと大違いなところだ。

おもしろさは、
科学者が言うことのなかにあるわけだが、
聞いている私が、その中身がくみ取れているか
科学者の言動の「意味」が読めているか
その場のことばだけでつかむのは、かなりむずかしい。

それは科学者が、
そのことばを言うために、
そこに在る人ではないからで、
それはすでに(科学者によるサイエンスの)"解釈"なのだが、
私はその"解釈"を見て、
やっとその人が(研究という本来のフィールドで)
”何をやっているか(研究で達成しようとしていること)”
”本当に興味を持っているのはどこか(研究のフォーカス)”
に、気づくことができる。

科学者というこの人が、何でこう言っているか、の
科学的な中身。

そのことが重要なのだと思います。
(キッパリ言えてないって?)

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