2012-04-11

「ウェブについての本なのにウェブで読めないのは悲しい」


国立情報学研究所の大向一輝先生(ちなみに「おおむかい・いっき」と読みます)との共著『ウェブらしさがを考える本』について、その制作経緯などが、大向先生自身のブログに書かれています↓

@i2kのブログ
2012-04-08
「ウェブらしさを考える本」発売しました

そのなかの言葉に、標題の「ウェブについての本なのにウェブで読めないのは悲しい」というのがあるのですが、いやほんとにそうだったよな、と振り返る次第。

本書は少なくとも「ウェブらしさ」を巡っており、そのような本がウェブのなかになんらか存在しない、ということはありだろうか?──それはどうにも矛盾じゃないだろうか……、……はつづく、みたいな、やむにやまれなさといいますか。

そんな感じを憶えています。

ところで大向先生のお話は、これが不思議なのですが、聞いていると──特にウェブ制作経験があったりすると(かくいう私もそうなのですが)──ああこう作ればいいんだ、こうコミュニケーションすればいんだというふうに、いろいろ方針が見つかるというか、アイデアがわいてくる。お話の内容が直接、たとえばウェブ・リニューアルの方針についてというわけではないのに、リニューアルのデザインが見えてくる──というのが面白かったです。いわばそこに「ウェブらしさ」のしっぽがあるわけで、これを何とか生かしたいな、と思ってつくりました。

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