2012-04-17

amazon著者ページにツイを表示できるのが面白い。


amazonのサイトに「著者セントラル」というしくみがあって、著者ごとに著書一覧が表示がされる。このページは著者自身がカスタマイズできて、サイン会の情報を掲載したり、著者写真を掲載したりできる、と書いてある。と、そこへ最近、twitterへの投稿をインポートできるようになったようだ。さっそく使ってみたところ、なんだか妙におもしろい。

どうしておもしろいかというと、たぶん、間違いなく著者自身が、まるで読者、少なくとも特別な読者のように現れる(ように見える)からじゃないかと思う。というのはまず、amazonの著者セントラルは、ツイッターと違い、いちおう著者かどうかを判断するしくみを持っている。著者であると特定された人が、自分のツイッターを登録するようになっていて、著者自身がわざとロボットを指定したという場合を除いては、本人であることがある程度保証されていると考えることができる。amazonの「著者セントラル」というのはそういうページであり、つまり「著者」という特権性が生きている(一方、Twitterでは著者とその他という区別はない)。「著者」に対峙する項は「読者」であり、Twitter窓によって、amazonの世界がふいに、全員が著者であり読者であるような世界と通底するからだろう。

そういうわけで、このようなしくみが使えるようになって、私はなんかとてもホッとした。私の大半は「読者」であって、たまさか「(共)著者」であるに過ぎないのだ。

そもそも……著者近影なるものが、実際、本の中にも含まれるわけですけれども、あれ、相当、フシギなもんじゃないかと感じるのですが、私だけでしょうか?

いや、そんなことはありません。あれってなんだろうね? とギモンに思われる方には、このような本もある。たいへんおすすめです↓


作者の図像学 (ちくま学芸文庫)
ジャン=リュック・ナンシー
筑摩書房





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