2010-05-04

『からくりインターネット』のおとなり。

近所の図書館の児童書のフロアでは、岩波ジュニア新書が、コドモ優先閲覧席(だいたい空いている)のとなりにあるので、ときどき書架を眺めて、何冊か掴んでぱらぱら見たりしているのだが、(ま、自分のコドモが借りる本が決まるのを待っているだけ、とも言う)そうこうしている間に1時間ぐらい経っていたりするからおそろしい。

たとえば……新井紀子『経済の考え方がわかる本』(2005)のまえがきがすばらしい! これだけで、効率本・自己啓発本100冊に匹敵するのではというような密度……と思ったり、犬養道子著『本—起源と役割をさぐる』(2004年)という本を見つけたり。

と、アマゾンへ寄ってみたら、この『からくりインターネット』と佐々木 俊尚著『電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) 』が関連づけられているではありませんか。

進化していますよね、アマゾンの「おすすめ」機能。なんとなくこの「おすすめ」の“教養ぶり”と、気分的にというか、心理的にというか、私という“人間”のほうでは勝手に競ってしまうのでありますが、最近ちょっと、負けそうであります。負けそう、という時はきっと、「おまえはすでに負けている」かもしれず。

からくりインターネット
─アレクサンドリア図書館から次世代ウェブ技術まで─
相澤彰子、内山清子、池谷瑠絵(丸善)
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