2009-08-10

quantumの話題ふたつ。

ひとつは、先日「サイエンスレクチャーの醍醐味って何だろう?」(2009-07-22)でもご紹介した、「英国科学実験講座開催20周年記念シンポジウム」Bearutiful Science 〜科学する楽しみ〜のイベントの一環で、むしろメインで行われた親子参加のレクチャーのレポートがアップされたようなので、ご紹介いたします。

【レポート】
クリスマス・レクチャー2009 - 驚異の計算速度と性能限界、そして量子コンピュータのはなし
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/08/03/christmaslecture2/index.html


これ、行きたかったのですが文京シビックホールでの開催で、参加は抽選だったんですね。で、落選したのかというとそうではないのです、私のコドモが拒否。ま、しょうがないですな。昨今のコドモは忙しく、自分が進む方角と関係ない親の関心にまでつきあえないのであります。

レポート中「重畳現象」というのは、「重ね合わせ状態」のことだろうか。

このレクチャーのテーマになっている「The ghost in the machine(機械の中のゴースト)」と言えば、映画『i robot』で、死んだロボットの生みの親の博士が、ロボットの中にさまざまなデータの断片がghostが生む、それが「free will」を生み、それは「creativity」とも言い換えられ、「soul」にも成長するだろう、それが引き起こす結末は──「revolution」だ、と言っているのが思い出され、比較的これは一般参加者のイメージにも近いのではないかなあと思うのだけれども……たぶん講演者のビショップ教授という方の意図としては、アインシュタインが念頭にあるんじゃないかと思います。

ということは、
「冷やした超電導体を磁石のレール上に浮遊させる」
という実験を実演してくださったとのことなのですが、こここそが
「おお、ゴースト」と思う箇所であるに違いありません。

と、思うと、やっぱうちのコドモが行っても意味なかったな、と思う次第でありました。(トホ)

さてもう一つは、quantum違いの007ネタ。こっちもかっこいーぞ。
007シリーズの最新作は慰めの報酬、この原題が「Quantum of Solace」と言います。その本が、ブックデザインの賞(the British Book Design and Production Awards 2009)の候補になっている様子。

M16 News
New Quantum of Solace anthology on British Book Design awards shortlist
08-08-09


Ian Fleming 007
Quantum of Solace Short-listed in British Book Design and Production Awards
Friday, August 07, 2009


ちなみに、この本をデザインしたデザイナーが所属する「Pentagram」は世界的なデザインクリエイティブ集団で、ニューヨークやサンフランシスコにもオフィスがあります。

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