今突然気づいたのだが──というか、久しぶりに思い出したのだが、というべきだったかも──今月をひとことにまとめる、とか、この本の内容をひとことで、といったことをほとんど自動的に私が考えるのは、これは一種の癖であって、よく考えてみれば「キャッチコピー」というものを書く必要から習慣化したものかもしれない。
キャッチコピーの作法としては、消費者に「届くもの」を考えるので、「要約」では決してないのですけれども。
さて、というもろもろは、実は「今月の座右の銘」の話の前ふりでして。今月を振り返ってみたら自然と浮かんで来たのがこの──「ふりだしに戻る」なのであります。
なんだい格言にも満たないじゃないかと、私も思いますが、誕生月でもあるこの皐月、「ふりだしに戻る」というのがまさにぴったり。そんなことを言っていると、梅雨が駆け足でやってくるのでありますが。
ふりだしに戻る〈上〉 (角川文庫) | |
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ふりだしに戻る (下) (角川文庫) | |
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