2012-07-10

フィクション、ノンフィクション



以前から、本をめくると書いてあったり、エンドマークのあとに書いてあったりする
「本書はフィクションであり、実際の団体……」
というのが、私は気になる。フィクションかノンフィクションかどうかというのはそんなに気になるものだろうか? と、まあ、ひどく迷惑になる場合とか考えると、そのように断っておいたほうが法務上よいことかもしれない。けれども小説を読んで、それがノンフィクションだと考える人類がいるだろうか? と、まあ、これはさらに少ない確率であるような気がする。

そもそも、フィクションが一抹ノンフィクションを含んでいない、ということがあるだろうか? 逆に、ノンフィクションの文の運びに、フィクションが含まれていないと断言できるだろうか?

そういうわけで、私にはどうもこのフィクション、ノンフィクションということが気になるというか、この制度の運用が本来の趣旨からずれてしまっているのではないかと憶測するのだが、まあいいか。WIREDづいている昨今(って昨日と今日ですが)、いにしえのレコードのシングル版のような書籍を発見。短編集というものが消えるとしたら残念ではあるけれども、こういうふうに小さい単位でものを読むという習慣は根付いていくように思います。紀伊国屋経由だとiPodで読めます。

WIRED Single Stories
手軽に読めて読み応え抜群。eBook限定のノンフィクションシリーズ「WIREDシングルストーリーズ」本格始動!

日本だけの企画のよう。ついでに英語版もいれてくれればいいのに。


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