2010-12-30

コンピュータが遊びを奪う。

新井紀子教授の新刊『コンピュータが仕事を奪う』読みました。「なう」じゃないです、ちょっと前。(ついったーって、自由にさえずる「小鳥」というよりも、走り回る「ねずみ」というイメージなんですが、いかがでしょうか?)

仕事もそうだけど、遊びもね、というCMがあったような(似て非なるものだったような)ことを思い出したのだけれども、子供は昨今、ほんとうにあらゆる「画面」という「画面」に支配されていて、困ったものだ。その目から画面を引きはがしたいという感じ。関係ないかもしれないが、眼鏡の子も多い。

子供の場合はそんな状況でありますが、で、コンピュータがあるってことは、その性能がいろんな面から言って上がるということは、世の中(コンピュータがない場合と異なって)どーゆー方向へ行くのでしょうか? というそこんところを考えたほうがいい。──このことはもちろん、これまでもいろいろと言い方を変えて言われてきたわけですが、この本は、それをしっかりと数学を基に、誰でもわかるようにステップ・バイ・ステップのペースを崩さず、納得のいく材料をきちんと揃えて説明してくれます。

と、このようなテーマではありますが、新井教授の本がいつもそうであるように、「役立つ」という要素が備わっているのも大事なポイントかと思います。

役立つの筆頭は「ウケウリ」ですが、この本を読んでコンピュータに仕事を奪われるらしい、とか、受け売ってもしょうがない。そうではなくて、どういう計算がどのように行われそうだというケーススタディをメモっておくのがおすすめであります。

余談ですが、はるか前世紀末、私がまだ会社員だったころ、とある「システムを導入したい」という上司に、「それっていったいどうしたらコンピュータができると思うんですか?」と訊いたことを突然私は思い出しました。「それは向こう(外注先の技術者)が考えるんだよ」と語気を強めて上司は言い、私は「はあ(できないよ)」と半ば言い、半ば思ったのでした。

と、そういう「ネコ」でもわかる(私のことです)時代は終わり、できるできないをきちんと数学的に区別して理解したら、これは受け売れます。つまり本当に役に立つ。というのも、ウケウリは一般にコピーですが、この場合はツールという違いがあるから。

というふうに思いました。すてきな表紙で楽しかったです。

コンピュータが仕事を奪う
新井 紀子
日本経済新聞出版社

2010-12-13

無印良品がちょっとサイエンス。

mujiのネットストアに惑星をモチーフにした木製マグネットを見つけたのはいつだったろうか──そう昔ではないはず。それがあっという間にいろいろと自然アイテム、環境コンシャスというよりは、もっと科学っぽい企画の商品が増えていました。ゼムクリップのシリーズでいろいろ愉しんだあと、このクリップツリーを見ると、なんかとても楽しい。

2010-12-10

ドミノピザの追跡ビデオ

Google mapsを使ったドミノピザの追跡ビデオ、というコンテンツ。古きよきアメリカテイストのデザインワークで、Google mapsというマッチングが、心にさざ波を起こしつつも、こんなことでもすごく楽しめるんだというコンテンツ。ドミノピザのサイトは結構よく見るのですが、試行錯誤というかトライアルがいろいろあっておもしろいです。独自のバーチャル感がファンであります。そうそう、クーポンもありますよ。


ドミノオンライン本店
http://www.dominos.jp/

2010-12-07

ブロガーのみなさん、

私はこの科学と広告のブログのほかに[響けブログ]http://blog.goo.ne.jp/hibikeblog/というのを書いており、そちらはほぼ毎日投稿しているのですが、こちらの仕事ブログ「科学と広告」のほうは、これまでの実績からいうと……年末年始に投稿が多い(それ以外の時期は投稿が少ない)。なぜそうなるのかというと、ちょうど年末年始って、来期のことを考えるから、という言い訳が思いつくわけですが、きっとそれだけじゃないですね。

なぜこちらのブログはそうは頻繁に更新できないのかというと、ひとつにはどうも自分の中にこのブログのカスタマイズ(デザイン)にやや不満があって、「記事を蓄積したい欲」のようなものがいまひとつ生まれない。

もうひとつはこれはこのところ痛感しているのですが、自分の特に仕事上の失敗談のようなもの、失敗とまではいかなくても至らなさとかいったことなどを、ネタにするのが難しいです。これかなり正直な話。

もちろん不確かな情報を載せるのはよくないという気持ちもあるし、わざわざ失敗段を公にする必要もないし、ということもある。しかしたぶん、うまく記事にできないのはそのような理由ではなくて、逆に今挙げたような理由がなく、記事になっていかないようなケース。

というわけで、当ブログ、来年はこのあたりを遅ればせ課題にしようかと。……と依然年末年始な感じなのは、やっぱブログってほら「日記」だから、「年頭」と関わりが深いためですかねえ。!?

東京メトロマナーポスター12月編。


東京メトロのマナーシリーズ「またやろう。」。見慣れてきた黄色いポスターだが、見ているうちに、なんとなく来年度は別の色……たとえばピンクとか……になったりして、などと思えてきた。

無印良品でお買い物!

最近、無印でなんとなく買っているものが多いような気がして、考えてみたのだが、とにかく週替わりぐらいで新しい提案があるからではないか。その新しさもまた多岐にわたっていて、たぶんだいぶシステムを入れ替えるようなのも含まれている気がする。。「デザイン」の内容が多岐にわたっている、と言いますか。さまざまな使いやすさ、ツールの提案を感じます。


無印のネットストア
http://www.muji.net/mujilife/stationery/note.html?sc_cid=em-nss1-mujinet-S101206_18#sec43

2010-12-05

「お泊まり」にはなぜそんなに魅力があるんだろう?

ついったーで交わされていたニュース↓
神戸新聞
ぬいぐるみ、図書館にお泊まり 翌日写真に 宝塚
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0003651885.shtml


子どもたちがお気に入りのぬいぐるみを一晩、図書館に預けると、翌日、夜の図書館でぬいぐるみが冒険している様子を撮影した写真がもらえる

のだそうだ。

少し前に家具のIKEAがベッド体験のためのお泊まりキャンペーンを企画したが、これも盛況だった様子。図書館におとまりするのはぬいさんたちとはいえ、このわくわく感はなんだろう──ほら「脳」とか関係あるんじゃ……と思ってしまいます。(笑)

岩波書店「科学と広報」のページ


岩波書店の雑誌『科学』で、「最先端研究開発支援プログラム」の広報をウェブ上で行う企画を始められたようです。成果公開になりますね。

「科学と広報」のページ記事公開開始
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/kouhou.html

運営:雑誌『科学』編集部
※記事内容について編集部は関与していません、とのこと。

2010-11-19

「そうですか」とアンドロイドは言った。

平田オリザ+石黒浩研究室(大阪大学&ATR知能ロボティクス研究所)のアンドロイド演劇『さようなら』東京公演を、あうるすぽっと(豊島区舞台芸術交流センター)ホワイエに観に行った。

観劇から少し時間がたって思い出すのは、アンドロイドの「そうですか」とか「はい」とかいったリアクションのことばや様子であることが多い。

ところでこのお芝居は、アンドロイドが人に「朗読」してあげるというシーンで始まる、約20分ほどの短いものだ。そこでまず、観客は「朗読なのか」と息をのむ。なるほどこれは、人類が作った人類が読んで価値あるものは電子化して、フリー化して……という発想のかなり先をいくように思われる。オーディオブックではまだ遠い。誰かが読み聞かせをしてくれる、「朗読」にはそういうケアが入っている。──と、ことほど左様に、私はいつのまにか、「朗読」とはどういうものか、を検討することになる。文学の諸形式、アートの諸形式が、ロボット/アンドロイドによって、再定義されていく。

しかし、これは実は上演の後、石黒先生が技術的な課題の話をしているのを聞いて突然気づいたのだが、朗読とは何か、といった定義が──現に芝居の中で行われていくに拘わらず──アンドロイドを可能にしているプログラムそのものの中には書かれていない! のではないか?

たとえば、もし人間の言語の文法や諸規則をプログラムで書き起こして、翻訳機を作ったら、その「言語とは何か」「言語のルールとは何か」は、きっとプログラムの中に書かれているはずであり、それこそがエッセンスであろう。ところが、アンドロイドの場合は、いくらルールを書き込んでも、それ自体はいわば「本質的でない」と思われる事柄の束かもしれない。

言い換えると、人間の叡知であろうと予期されたものが、「本質的でない」と思われる事柄の束かもしれないのだ。じゃあ人間(の叡知)って何なんだろうか?

さあ、ここでもう一度石黒先生の本へ戻ろう。あるいは舞台の上の出来事を思い出そう。

「で、あなたはどう思う?」と、舞台の上の「人間」役の女優さんが言う、アンドロイドに向かって。

ロボットは涙を流すか (PHPサイエンス・ワールド新書)
石黒 浩,池谷 瑠絵
PHP研究所


ロボットとは何か——人の心を映す鏡 (講談社現代新書)
石黒 浩
講談社

2010-11-18

メトロマナーポスター「またやろう。」11月


11月も「またやろう。」の4コマ。
そういえば、無印良品のメモ帳類が最近いっそう充実していて、todoリスト形式の縦長メモ、それから4コママンガのラフが描ける、4コマメモを発見。4コママンガってなぜか、タテ一列のほうが見やすい。