2013-06-26

ようこそ量子 | 量子情報の最先端をつたえるInterview、第6回



量子情報の最先端をつたえるインタビュー第6回をアップしました。今回は国立情報学研究所のサイモン・デヴィット助教のインタビューです。デヴィット博士は、量子コンピューティングの理論が専門で、中でも目下の研究は、大規模量子コンピュータのアーキテクチャーおよびリソースの最適化にフォーカスしているとのこと。

しかしながら……今回デヴィット博士にお話をうかがったのは、実は、先月公開された『meQuanics』というパズルゲームについてなんです。

『meQuanics』とは、量子コンピュータのしくみを厳密にゲームにしたもので、ゲームの中にあるパズルのサイズを小さくすればするほど、高得点がもらえます。この「パズル全体の容積をいかに小さくするか」が実は、量子コンピュータ実現化へ向けての大きな課題のひとつであり、ゲームがたくさんプレイされることで、ヒューリスティックにそのソリューションを探ろうという試みなんですね。

最先端科学の難題を人々に広く公開し、一緒に考えていこうという「オープンサイエンス」の一手法としての科学的ゲームは、他にも──特に生物学の分野などで盛んで──ちょっとした世界的なトレンドにもなっています。

そんな『meQuanics』ゲームワールドのガイドとして、またゲームの科学的背景にも一歩踏み込んでお聞きしましたので、ぜひお時間のあるときにご覧ください。

●ようこそ量子 | Interview #006
サイモン・デヴィット助教(国立情報学研究所)インタビュー
1 量子コンピュータがなぜゲーム?
2 「トポロジカル」が有望だ!
3 ケータイ端末で「メカニクス」!?

量子の世界をのぞいてみよう #006
これが『meQuanics』の世界だ!

0 件のコメント: