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英語本がさかんになる、ということが、即・日本語本がさかんになるという意味になるというのは、不思議なことではあるが、いまやまっただ中、大豊作中という趣であります。(ちなみに、以下の投稿もご参照ください)
2008-11-22
英語本がさかんになるという予測。
http://sciencecopywriter.blogspot.com/2008/11/blog-post_22.html
今や「ある!ある!」で盛り上がれるのは日本語トピック(他だとせいぜい「あると思います」だもんねー)という、もうノリノリの漫画本であります。ちなみに研究者の方は自分よりむしろ、日本人の奥様のほうがおもしろがっているのだそう。ふむふむ。
しかしこの本の中には、実に膝を打つものがあって、みんなそれぞれに膝を打っているんだろうなあとつくづく思われる。私の膝は──「おられますか?」は謙譲語だから尊敬語としては使えないんだよ!!──というやつ。しつこいようですが、「おられますか?」はNGですよ、みなさん!
3 件のコメント:
「おられますか」について検索して拝見しました。
紹介されている本を見ていませんが、こんな↓見解もあります(ベストアンサーのところ)。私はこの見解に与したいところです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1212751987
池谷さんの書かれている「『おられますか?』は謙譲語だから尊敬語としては使えないんだよ!」というのは、「『おる』が謙譲表現だから尊敬表現にはできないんだよ、という意味かと思いますが、いずれにせよ、「おる謙譲語説」というのはどうもリクツに偏った見方に思います。「おる」は「いる」の「丁寧な」言い方にすぎず、「おられる」は「おる」+「られる」の尊敬表現──そういうことではないでしょうか?
コメントありがとうございます。
ご案内いただいたベストアンサーのところを読んでみました。なかでも──
ある時期以来、関東の人を中心に
というところ、ふと思い当たる心地がいたします。それから、
「処」を漢和辞典で引いてみてください。訓は「おる」となっていますね。なぜわざわざ謙譲語で読むのでしょうか?
うーん、ここは検討する余地があるよーな。
というわけで、ちょっと私なりにまずは手元のもので調べてみます。
また、この表紙を載せている本からは離れて「おられますか」について考えたいと思うので、新たな記事として投稿しなおそうと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
それから、また別のお話で、以前この記事にどなたかからコメントをいただいていたように記憶します。ところがブログの持つ機能のカスタマイズの問題で、今年の改訂時に恐縮かつ残念ながら、これまでのコメントはぜんぶ消えてしまいました。詳しくはこちら↓
2011-01-16
過去にいただいたコメントについて。
この点についても、改めてお詫び申し上げます。
新たに投稿した記事については、右コラムから、2011-01-23以降の記事をご覧ください。
たとえばこちら↓
2011-01-23
「おられますか」が未解決!
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