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2023-09-17

コピーライティングという文字列

AdverTimes.(アドタイ)が第43回「新聞広告賞」の大賞の受賞作品を紹介している.

宣伝会議:近畿大学に新聞広告賞大賞、AIで生成「いそうでいない」近大生が主役に

標題にある近畿大学の「上品な大学、ランク外。」というのが最大のニュースで,
そのほかに,広告主部門の受賞作で
味の素「合格御守 たくさんの栄養『がんばれ』をこめて」と書いてあるんだが
なんかちょっと「ん?」と思ったので
ポスターを見ると,コピーとしては「たくさんの栄養『がんばれ』をこめて」
となっている.

作品のタイトルは,文字列としてはコピーとはかなり違うものが示されているものもあって,コピーを引用するものではないようだ.

だけどタイトルでコピーしてるのか,コピーでコピーしてるのか,個人的には同じでもいいのかなと思われる.
コピーはきっと今でもその言葉を強く,記憶させようとするものだろうから,AIが進む機械にはあまり違いはないかもしれないけど,ヒトには若干弱く働くように思った.

2012-09-16

言語獲得より言語創造について考えたい。


言語獲得より言語創造について考えたい。
などと思ってながめると、これはまさしく言語創造について
語っているように思えます↓

ほぼ日刊イトイ新聞 2012.04.20
はじまりを、はじめよう。
終わりのように見えているものは、
生まれたばかりの始まりなんだ。
http://www.1101.com/beginning/itoi/index.html

今日はいかにもさしでがましく、
(どういう風の吹き回しであろうか、見苦しいことだ)
そのコピーを玩味熟読してみたいと思います。


コトバの本質は使用法(usage)にある、といわれます。
そのように思う一方で、でもなぜ、どうして、
ヒトの中に、ヒトの間に、コトバが出来たのだろう。

(あれれ、どうしても影響を受けずに書くことが出来ないみたいですが。)

はじまりを中心に、世界を見たいと思ったのです。
──それは、誰よりもコトバを駆使してきた人が、
書いたんだよな〜、と思うと、とても感動的です。

思いの原点は、そんな単純な気持ちです。
──こういうのって、今まで「東京の」ことばだと思っていたけれど
震災以来、またそれ以降のさまざまな読書から、私は
「東北の」ことばなんじゃないかと思うようになりました。
その東北がほんのすこし香る一行。

はじまりを、ほっといちゃいけない。
じぶんから、はじまりを、はじめなきゃね。
このへんは思いつきだと憶測します。
別の勢いを借りれば、また別のコトバであったかもしれない。

前段、繰り返し(韻)が多用されますが、
それは最後の「誰にも書けそうもない」一行

で、さっそくはじめはじめました。

へ手渡されるんですね。

(あ、ついでにusageの方の膨大な集積が「言いまつがい」だというふうに、憶測も拡がります。両方要る。月並みですが。)

2012-04-08

帰ってきた東京メトロ、マナー広告



前向きはいいことだけど。 と始まった、東京メトロのマナー広告。 昨年のペットシリーズから、また元のテイストへ戻ってきました。 この一年に期待。

2012-03-21

じわり、カピバラブーム。

今日、新宿でカピバラのキーホルダー(根付け)を売っているのを発見。象、猫、ライオン、にわとりというややばらけた感のあるラインナップに、「カピバラ」が加えられていた。

ブームとなるにはもうひとおし、というところか。

北海道、旭山動物園で撮影したカピバラの写真などを掲載しています↓
響けブログ
カピバラ生活。カピバラ、カピバラ。
動物園ニュース/2011-08-18

2012-02-12

編みものeffect!


いい天気です。
今日のほぼ日(のダーリンコラム)は、
巡りのよい定型句に満ちています(なんのこっちゃ)。
このいくらでも編めるという感じ。

「ブイヨンの気持ち」そのもの、
とも言いましょうか(なんのをこっちゃ)。

今日の天気にぴったりです。

一部写経しておきます。

飽きずに続けられるのは、勝手にやれるからです。
ことばで遊ぶのはただだ、ということもあります。


──糸井重里「今日のダーリン」@ほぼ日刊イトイ新聞2012/02/12版より

2012-02-09

テクスチュア。


ほぼ日はだいたい11時更新と、
どこかに書いてあった記憶からすると、
そろそろ昨日のダーリンコラムが落ちてしまうころなので、
記憶にとどめておきたく。

コピーの家元、糸井重里氏の、エポックメイキングな
編みもの始めました宣言から。

まだ新米ですらないワタクシですので、
なんにも知ったようなことは言えませんが、
「編みもの」の話をしはじめると、
世界のなかに隠れていた「編みもの物語」が、
次々に浮き出してくるのがおもしろいですねぇ。

──糸井重里「今日のダーリン」@ほぼ日刊イトイ新聞2012/02/08版より

おもしろそうですねえ〜。
それから、コピーライターという仕事にまだ従事している
わたしやあなた(って誰やねん)のために、
最初の2行の重要さ、意外にっつーか書けませんこれは
も、記憶にとどめておきたいと思います。

2012-01-29

(価格なう)



ついったーの企業アカウント、
おもしろくなってきてるぞなもし(〜ではないですか)。
(なぜか「なう」ときくと「ぞなもし」とうけてしまう「わたし」

2012-01-23

「サゲリク」つい気になってしまう広告。





これ、ちらしもあるんですよ。
懐かしい2Cタブロイド。
(年寄りしかわからないってやつですが)
こっそり集めています(笑)

ついもあります↓
https://twitter.com/#!/SAGERIKU_SEIYU

2011-11-08

lenovoのキャンペーン


いいですね。これ。
あなたの夢を書き込むというテーマですが、
「DO」というのがキーワードになっているんですね。
DO. MANIFEST
DO.MACHINE
DO.BRIDGE
キャラクターは中田英寿さん。

lenovoのキャンペーン
http://www.lenovo-do.jp/?cid=jp|disp|bac|MSN|branding|41267&

2011-07-14

誤植に注意しましょう。

東京は34度。
そういうときは、とんでもない変換ミスを見落としたり、それがしますね。
メールに「思う」というのを「主宇」と打っていて、
そうとうひどいです。
(反省)

2011-05-21

今メディアが注目する研究者の話題

朝日のbeのトップに、東京大学の村山斉先生が、掲載されていたのが今日のこと。記事によれば、ご著書は25万部の売れ行きとか。beはいろいろな方が登場するのに、一般的であり個別的であるというバランス技の記事。

一方、先日、5/19にほぼ日で連載が終わった、MITメディアラボ副所長、石井裕先生のインタビュー。来日(!? まだ滞在中だったかな?)の時のたいへんな盛り上がりも記憶に新しいところです。さてこれは、おそろしく短く言うと、糸井氏がMITまで行って石井先生と卓球してくるという記事。ついでにこれまたおそろしく細かい話で恐縮ですが、

メディアラボのような研究室で、
「デモクラティック」なんて言葉を
使おうと思ったのは、
先生がオリジナルなんですか。

──ほぼ日「石井裕先生の研究室。」3 糸井重里氏の言葉より引用

といった部分を残すところが、ほぼ日のバランス、別名、糸井氏の「そうだよな」なりと、またこちらも味わうこと深し。

2011-05-05

名付けることと「東日本大震災」

2011/05/04の夕方にgoogle.co.jpで検索したヒット数。
地震の名称と、震災の名称は異なるものの、どの名が多く使われているか、たいへん興味ぶかい。

"東日本大震災"
約 27,100,000 件 (0.14 秒)
命名:日本政府閣議、2011/04/01

"東北地方太平洋沖地震"
約 25,100,000 件 (0.28 秒)
命名:気象庁、2011/03/11

"東北関東大震災"
約 23,000,000 件 (0.30 秒)

"東日本大地震"
約 4,050,000 件 (0.18 秒)

"東北・関東大地震"
約 3,390,000 件 (0.22 秒)

"東北・東日本大震災"
約 28,800 件 (0.13 秒)

"東北・東日本大地震"
約 12,100 件 (0.07 秒)

2011-04-28

Writingの指針

日本語の「作文」と英語の「composition」の違い、というのはよく言われることだけれども、先日wikipediaで「Physician writer」という項目を発見。

なぜPhysicianが書くのか?──それは、ギリシア時代から神話に起源を持ち、人生のビッグイベントである誕生、病気、怪我、死といった出来事にかかわる特異な立場から書くにふさわしいと考えられるから。

Physician writer From Wikipedia, the free encyclopedia
Why physicians write


ふむふむ。

でもってこのwriterという項目をさらに追っていくと、ウェブでの書き方の指針のようなのも見つかったので、リンクを置いておこう。

ORACLE
Writing for the Web
--by Jakob Nielsen, distinguished engineer; PJ Schemenaur, technical editor; and Jonathan Fox, editor-in-chief, www.sun.com


How To Write For The Web
2011by Amrit Hallan


What is SEO Copywriting?
--from Content Yogi web pages

2011-04-03

糸井重里としか言えない。

先日の投稿「0から1へ。」(2011-04-01)でご紹介したブルータスに、シンボーさんの「糸井重里本人」が載っています。
いやー、何日たってもおもしろさが持続します。思い出して、また書いている次第です。

本人の人々
南伸坊
マガジンハウス

上記のような本もすごーく面白いんだけれども、今回のはリアルタイムの糸井氏がモデルになっているので、このリアルタイムのシンボーさんの「本人」シリーズってこんなに面白いものだったんだ、と再確認。。

2011-04-01

0から1へ。

おはようございます。
コンビニにメール便を出しに行った夫が、ブイヨンが表紙の新しい雑誌を買ってきました。

BRUTUS (ブルータス) 2011年 4/15号 [雑誌]
クリエーター情報なし
マガジンハウス

大事なのは、まず1を生むことなんじゃないか。

──引用元:『BRUTUS 2011/4/15号』より。糸井重里氏。

(広告の人間は)できる分野が小さすぎるんだよ。

──引用元:『BRUTUS 2011/4/15号』より。糸井重里氏。

「ことば」に強いブルータス。興味を持たれた方はぜひ本屋さんへ。

2011-03-15

コンテンツとコンテナ。

非常時にコミュニケーション部門がなぜ無力かというと、原則的に、私が担当するような「コンテンツ」というのは、「コンテナ」がなければ、そもそも届くわけがない。たとえばウェブ上の記事ならば、そもそもウェブページが見られる環境が存在しなければ読んでもらえることはありません。

つまり、非常時というのはその「コンテナ」がないからどうしよう、という時であるからして、「コンテンツ」なんか二の次ということになります。

「コンテナ」を確保するということは大事ですよ、というのは平時でないと行えない。さきほどの例で言えば、ウェブページが見られるためには、少なくとも電力と通信環境がなければならない。電力は充電しておくこともできるけれどもいつまでも持つわけにはいかないに決まっています。

しかも人命救助というのはその電力だのを顧みる猶予の生まれるずっと前、もっと重大な迫り来る危機に直面している段階であることを考えると……非常時のコンテンツとは、まさにおよびでない、としか言いようがありません。


ただこのことを逆に考えると……ある程度「コンテナ」が確保されはじめ、情報も流れてゆき、さあいよいよ町をどう再建していこうか、という時になれば、むしろ「コンテンツ」の出番と言えるのかもしれない。

テレビなどで見ている限り寡黙な東北の方は、大々的な集金キャンペーンを行わないかもしれないけれども、その時になってこそお金は必要だろう。地道なコンテンツでじわじわとお金を集めることができれば……そんなふうな貢献のしかたもあるかもしれない。

地震発生時の放送局内映像。

非常時のコミュニケーション部門ということで、唐突に思い出したのが、よく地震のニュースで放映される、NHKなどの地方局のオフィス内の映像だ。

これほど動画というものが身近でなかった時代に、それは「どれほど揺れたのか」を端的に伝える映像だった。いつもの、あたりまえの物たちが突然にどうなるのかをくっきりと教えてくれた。そして慌てている人も、何か新しい行動を取ろうとしている人も、何もかも見せてくれた。

放送局に入社した新人時代に、地震の時についてのなかなかのエピソードを持っている方が、かなりいらっしゃるのではないだろうか。

今ふりかえると、あれはひとつのコミュニケーション部門、つまり伝える側の、心意気のひとつだったと思う。

コミュニケーション部門の非常時。

科学コミュニケーションとしてできることを考えようというメーリングリストが回覧されてくる。と、同じ日に、「ほぼ日」で糸井重里氏のメッセージを読む。

 まことに、非常時向きでない人間なのです。
 玩具とおなじ、不要不急の人間ですし、
 そういうふうに生きてきました。
 好んでそういう道を選んでいますし、
 そのことに誇りさえ感じております。

──ほぼ日刊イトイ新聞「今日のダーリン」2011/03/14より

科学と広告のコミュニケーションをやっている自分は、どちらかというと、糸井氏のほうに親近感を覚える。「科学」とついているから「コミュニケーション」も何かできるような気がしてしまうけれども、今は平時に増して無力さを全身で感じ取っている状況。

 現地の、いちばん大変な思いをしている人たちの
 邪魔にならず、役に立つにはどうしたらいいか。

──ほぼ日刊イトイ新聞「今日のダーリン」2011/03/14より

と、上記は同じ引用元から。このことを思うと、やはり「危機」のときに「コミュニケーション」部門ができることを考えないわけにはいかず、それによってたぶん「科学コミュニケーションとは何か?」を修正することにもなるだろうし、それによって自分の適性も再判断しなければなるまい、という次第は猫でもわかります。

しかしながら引用元のこのような文章は、
この人が本気になったときに、
語りたいことを、いかに少ない文字数で語れるかを
見せつけられる思いがします。

あ、それと、こういうことを考える時には、議論よりも糸井氏のように「ミーティング」のほうが、行動しようという人には参加しやすいのではないかと。

2011-03-11

名付けること、がコピーライティングならば。

これはちょっと長い話になってしまうかも。

桑沢デザインというデザインではとっても有名な学校が

「くわさわ生活。」

という広告(内容は卒展覧会とか、学生と卒業生の企画展とかいったものだったと思う)を見て、見ればわかるのだけれども、つまり、これは、かつての西武百貨店の名コピー(ほら、アンディ・ウォーホルが掲げていた……)「おいしい生活。」が本歌に間違いない。ちなみにこの「おいしい生活」原本も毛筆の筆跡で、現在イトイ新聞のオフィスに掲げてあるようであることが、ほぼ日刊イトイ新聞の記事を見るとときどきうかがわれる。

なんでそのくわさわ生活に出会ったのかといえば、それは「若林直樹」を検索していたからなのだが、その話はおいておいてと。

本歌の「おいしい生活。」は──ウィキペディアによれば1982-3年──当時、さまざまな媒体に掲載されていた。私は地下鉄──たぶん有楽町線だと思う──で、比較的小さいサイズのものを見たのを記憶している。その世の中にうようよしている何かの「感じ」というものを(若い時というのはそういうものを感じがちなのだ)こんなふうに凝縮してしまうのか、その凝縮ぶりに唖然としながら、立ったまま何駅ぶんも眺めて過ごした。それがたったの(句点を含め)7文字になってしまうのなら(ビジュアルがあるとはいえ)小説なんか要らないよな、と思ったのを覚えている。ちなみに、村上春樹の「羊」の単行本が出たのも1982年、このふたりが『夢で会いましょう』で共著したのが1981年だ。

いやはや、そんなのもウィキペディアのおかげですぐに調べられる(過信している)。

でももう、当時のようにいろいろな媒体がこぞってこの「おいしい生活。」というコトバを、各家庭へ、お茶の間へ、新聞受けへと配達してくれる、といったことは起こらないだろう。それにしても、こういう本歌取りを感じたのはこれで二度目だ、と思った。1つめはクインシー・ジョーンズの「We are the World」ビデオクリップの素人版@YouTube。これはとてもよいと感じたのだけれども、それでもこのそもそもの「We are the World」という取り組みがなかったならば、この素敵な素人バージョンそのものが「成り立たない」。「We are the World」の場合はリリース当時世界8,000曲以上のラジオ曲が同時に、この曲を放送したのだそうだ。

コピーとは、新しい事柄、新商品を世に送り出すためのコトバであり、消費者に買ってもらうための工夫である、とまあ、そんなところだろう。そこで例によって、伊東静雄が招聘されるわけである。

くさかげの名もなき花に名をいひし 初めのひとの心をぞ思ふ

ところで、いまウェブがセマンティックになればなるほど、この「名付け」というものがどうも馴染まないように思われてきた。名付けても、偶然にその名をいう別の人が現れないかぎり、出会うことはない。検索エンジンの扱うデータの量を考えると、これは実際問題としてはヒットすることはない。すると「名」は草の根的にひろがるか、最初からある程度まとまったシステムとしてどんと提供される必要がある。とはいえ「おいしい生活。」と比べればごく小規模だろう。すでにあるコモディティなコトバが、注目度というランクを競いながら、意味を運ぶのだ。

一方コトバの使い方そのものは、より変化の速度を速めているように思う。ということはむしろ、名付けは個人によってではなく、usageの変化として多人数によって同時多発的に起こるようなのだ。

すると「名付けること」がコピーライティングならば、コピーはウェブの普及と進化によって終わり、それはマスメディアの機能と関係している、とまとめられることになる。ちなみにコピーと人々がつくった新しいusage、そのいずれにも、著作権がない。

2011-03-08

本のつかいみち。

MoMA
Smelling the Books
http://www.moma.org/explore/inside_out/2011/03/07/smelling-the-books


落ち穂拾い。記憶の集めかた。なにより切れ味。

コメントにみんなが次々と、私も本のにおいが好きだ、このパフォーマンスはいいね、というふうに書いている(と思う)のも印象的。

日本人の私としては、かつてのCM(TVコマーシャル)「おしりだってふいてほしい」の戸川純さんをちょっと思い出したりしましたが(においに関する歌があるのです)。