以前に使っていた手帳は、060 3年連用手帳(黒) 2010~というもので、1冊で3年使える上に、表紙も中面のデザインもなかなかすっきりしている。(版元のサイトでご覧になれます↓)
博文館新社
3年連用手帳
手帳というのはどのみち使い倒すもので、ちょっとした細部が気に入らないからそれで使わなくなった、というふうに思うこともあるけれども、腰を据えてじっくり考えてみると、手帳以外のところにある現実の要請で要するに使わなくなり、そうなって初めてその手帳の欠点に気づいた、というほうが多いように私は思う。
この3年連用手帳なんぞは、定価で1365円で、1年あたりたった455円、しかも昨年の流れなんかも把握できて、記念日なんぞも忘れなくてすみ、しおりもついていて、たしか満年齢表もあったと思う。ほんとうにすばらしい手帳だし、今でも売っている。
一方この手帳の限界は、3年分いれるために、1見開きに4日分しか載せることができないという点だ。逆に言うと3年分いれたメリットをなるべく出すためには、やむを得ない選択であろうと思う。そこで私としては、過去の同月同日をリファレンスすることよりも、今年、来年のプランのほうが大事になった。それで使わなくなったのだろうと思う。来年、再来年のプランニングをする時に、4日単位では考えないからである。
けれども昨年どうやっていたか、ということが大事な仕事もたくさんある。それから学生さんなんかは割と昨年の年間スケジュールを忘れていたりするけれども、こういうのでリファレンスすれば便利であろう。ついでにもっと長期的な計画に使う──たとえば試験の準備をするとか──といったものにも使うことができる。中学・高校の3年間を、この1冊に凝縮することもできるし。
いや、ほんとに手帳というのは、様々なるusageだと思います。
小林秀雄全作品〈1〉様々なる意匠 | |
小林 秀雄 | |
新潮社 |
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