そういえば1カ月前ぐらいにアップルの映像ソフト法人向けレクチャーというのに参加したのだが、参加者の中にながくアナログの映像制作をしてきて、映像のことはわかるんだけど、という方がいらしたのが、私には印象的だった。
今、はこだてのような映像を見て(ほかにもあるんだけど)、ネット上の無料視聴動画にプロが進出してきたという印象を持つのですが、みなさんどうですか?
ビデオが出てきた時──フィルムの販売が終わり、現像が打ち切られ──8ミリは終わったとかなんとか言われた。私も8ミリを回したり、コマごとの編集をちょっと触ったことがあるけれども、ビデオに比べるとたいへんそうだった。が、それもデジタル化して、マックではファイナルカットになって、現在へ至る。
今という地平からは、しかし、技術なんかいくらだって変えていけばいい、と私は思う。映像をどう作ったら番組になるのか、そういうノウハウは、ハードウェア的な技術よりもずっと大事だし、技術が進むことによって、そのことがますます明らかになる、そんな方向が望ましいのではないか。そして、望ましいといくら言っていてもどうにもならない気がするから、少しでも実践したほうがよい。
もっと言うと、技術的にいろいろと移行する、恩恵というものは見逃せない。それによって方法が相対化され、ツールとして活かしていくことによって、ますますどういう探求なのかがわかってくる。クリエイターの中にもそういうことに気づいて押し進めている人が、少しずつ増えてきているように思います。
はこだて放送局〜8ミリ技術論まで3題
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2009-04-03
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