2010-04-30

ひとあし早く、メトロ5月のまたやろう。


東京メトロのマナーポスター、毎月1日に貼り替え、というスケジュールのようで、ちょっと前倒れて交換されていることも。そんな一枚をひとあし早く。

2010-04-23

『直筆で読む「坊ちゃん」』も読んでみた。

電子書籍の流れで、以前から気になっていた『直筆で読む「坊ちゃん」』という本を読んでみることにした。

直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V)
夏目 漱石
集英社

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これは、夏目漱石のまさに直筆の原稿用紙に、編集のほうでノンブルを入れたりしたあとがあるものを、一枚一枚画像で収めた新書版。原稿用紙1枚の文字数を数えてみると、24字×24行である。

読むとはいっても、これが同じ日本語とはいえ勝手が違って(漢字もかなも)なかなか読めない。解説には活字とは違うからといったことが書いてあるのだが、かなづかいが違うし、表記の許容範囲というか想定すべき範囲が広い。

私は中学に入る頃から1〜2年間、旧仮名遣いの真っ茶色の文庫本を読んでいた。ジャンルは「日本文学」である。そういう本を母がまとめて持っていたのだ。そのくらいの歳だと少しぐらいわからないのはデフォルトだから、何冊か読むうちにだいたい読めるようになった。

今思うと、その頃はまだ画数のやたらと多い旧字というものも、世の中の看板とか、ビルの名前とか、ところどころに残っていたし、コドモが学校では習わないような当て字みたいなかな文字を書くおとなもいたように思う。

しかしそれにしても、漱石はぜんぜん読めない。

こうなったらオーディオブックのようなのを流しながら、眺めていくのがよいかもしれない。

2010-04-20

エイヤフィヤットラヨークトル火山@iceland

エイヤフィヤットラヨークトル火山というのだそうだ。これが噴火してヨーロッパ中の空港が閉鎖されたわりには、あまり日本では報道されていないようだ。

このエイヤフィヤットラヨークトル火山と、そのお隣りにあって、連鎖して爆発するかもしれないと恐れられているカトラ火山という、この2つのアイスランドの火山について、JMMが採り上げていたので読んでみたが、火山についてはwikipediaに書いてあるのと同じであった。(火山については、ですよ)

wikipedia
エイヤフィヤットラヨークトル氷河


ただ火山というのは特に「休火山」というのがやっかいである。富士山だって「休火山」。ところがこの悩ましさは意味ないということか、気象庁は現在「休火山」という呼び方をやめているそうである。(これもwikipediaによる)

カトラの前回の大噴火が1918年、エイヤの前回の大噴火が1821-23年というから、カトラとエイヤは、昔ならいずれも休火山と呼んでいたところであろう。○○○年もの間爆発してない、ともいえるし、いつ爆発してもおかしくない、ともいえる。

今日は少し飛行機が飛び始めたようだ。

電子ジャーナルのアーカイブ

昨日の話に関連して、学術情報の中でも学会のジャーナルをアーカイブしたウェブサイトといえば、

Journal@rchive
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/


J-STAGEというプラットフォームを用いて、学術雑誌を電子化し、公開する、独立行政法人科学技術振興機構(JST)のサイト。本年度は266誌が登録されているそうだ。

引用リンク、被引用リンクや全文検索を実現しているというのは、画期的。

2010-04-19

岩瀬大輔『生命保険のカラクリ』pdfの読み感。

となりの本棚こと、佐々木俊尚 著『電子書籍の衝撃(ディスカバー携書)』と岩瀬大輔『生命保険のカラクリ』という2つの本をきっかけに、自分の中で、電子書籍のリアリティががぜん増した。

商業的なものの成功はさまざまな要素があるけれども、より学術的な内容を伝えるためには、このようなメディアが使えるかもしれない。

さて、岩瀬大輔『生命保険のカラクリ(文春新書)』はアドビpdfであったが、図も本と同じに入っているし、縦書きだし(!)、なかなか読みやすかった。そして「本とパラパラめくりアニメーション(2010-04-13)」にも書いたのですが、1枚1枚を正確にパラパラめくって読めるというのが、これがなかなか便利なのだった。

で、「うーん、今朝も鳥にクジラが運ばれている。(2010-04-14)」で再ご紹介した辞書引き機能などのように、どのような「ラベル」をつけてあげるか、作り込むかというのが、鍵なのだろう。

人間が本を読む「読み方」って、実はよく解明されていなかったりするものね!

そのツボをうまく機能化してくれると、電子ブックはますます面白くなるんじゃないかと。──しかしそうなると、使いやすい電子書籍の仕様に熱中する、という楽しいプロジェクトに邁進できることが重要で、そのためには優れたコンピュータ・サイエンティスト(つまりギーク)で、しかも本に思い入れある方というのがぜひとも嘱望されますね。しかもそれは各国語に合ったものというという意味で、日本発みたいのがあってもよいし。。(とりとめなくてすみません)

2010-04-16

となりの本棚はつづく。

ところでなんで佐々木俊尚 著『電子書籍の衝撃(ディスカバー携書)』が『からくりインターネット』のとなりの本棚なのかというと、(あくまで私見ですが)この本で論じられている電子書籍の出現に際して、『からくりインターネット』はその基礎論にあたるからだ。

本というのはおおかた、紙でできていて、綴じてあって、そこにはそれぞれ組版・印刷・製本という技術があって……というものだった。これに対して電子ブックは、ユーザからみればかなり違う物であろう。そこで『からくりインターネット』は、ではそれが同じ「本」だというのはなぜなのか、つまり私たちはそもそも「本」って何だと思っていたんだろう? といった関心で読んでいただけると楽しめるかと思います。サイエンスの読み物なのに、はるばる古代エジプトのアレクサンドリア図書館までひとっとびしてしまうのも、そのためであります。

さてそういうわけで続く「となりの本棚」が岩瀬大輔 著『生命保険のカラクリ(文春新書)』なのですが、これはもちろん「カラクリ」つながりに他なりません。

生命保険のカラクリ (文春新書)
岩瀬 大輔
文藝春秋

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※ダウンロードは現在終了とのこと。
ご参考↓
2010-04-11
本をこれからどーするか? リアルな出版社の動向。
http://sciencecopywriter.blogspot.com/2010/04/blog-post_11.html

2010-04-14

うーん、今朝も鳥にクジラが運ばれている。

↑については、こちらを参照

昨日は、慶應大学SFC研究会 プラットフォームデザイン・ラボ主催の電子書籍のシンポジウムが盛り上がっていました。現在は最初のクリップが以下にあります(全部で5つ)↓

GIE sympo opengov
http://www.ustream.tv/recorded/6039537


ストリーミングも、イベント開始の約30分前には、22 Viewersだったのが、終了予定時刻の30分前には420 Viewersに増えていました。ただまあそうは言っても420ということでしょうか。Tweetが右欄に表示されるのと、どなたかが調べて登場者のtwitter accountをtweetしてくれたりと、活発でした。

ところで、その中でipadのデモというかサンプルのプーさんの電子絵本が紹介されていて、

2010-04-13
本とパラパラめくりアニメーション
http://sciencecopywriter.blogspot.com/2010/04/blog-post_13.html


で欲しい!などと私が書いた機能、
・めくるのアニメ
・辞書引き
が実装されていた! 

紹介者もその点をピックアップして伝えていたし、tweetでも「いいなあ」的なのが入っていました。実感ですねえ。

2010-04-13

Twitter大丈夫か?


朝の6時半ごろのキャプチャ。あまりかわいいのでキャプチャしてしまった。
辛くもTOKYO、LONDON、NY、PARIS、AUSTRALIAがみんな起きている時間だからだろうか?
機械が起きているからといって、人間が24時間付き合っちゃいけません。お休みなさい……って、今こそ朝か。

本とパラパラめくりアニメーション

となりの本棚、佐々木俊尚 著『電子書籍の衝撃(ディスカバー携書)』を電子ブックで読んでみました。

これは(マック上では)「.book」という拡張子を持つ「T-Time」というアプリケーションで、無料ブラウズのためのブラウザ用のプラグインと、購入して読むためのアプリケーションとを別々にダウンロードして読むしくみ。マルチプラットフォームなアプリケーションであるところも大きな特徴のひとつのようだ。

さらに約1,000円のライセンスキー購入で、テキストのキャプチャができるようになっている。

※余談ですが、テキストのキャプチャは、どうせ電子データなんだから、そもそも軽いOCRをシステム(OS)で提供してくれてもいいのでは? と思ってしまった(OCRってずっとスキャナ側で提供されてきたため? またアプリはその上にプロテクトをかけてもいいわけですが。)それと、辞書を引くのも考えてみればたいそう面倒な時があって(反対に辞書を引きたいときもあるわけだが)、これももっと手軽に通常のブラウザやテキストエディタ等の画面上で引けてもいいのに、と思ってしまった。(もしかしてこっちはもう出来てるかも?)

で、写植とかやってきた方には信じられないだろうけど、この電子ブック、読みやすかった!。ああ電子ブックっていけますよ、って思いました。何気ないようで、1枚にどれくらいの文字を入れたら読みやすいか、一行はどのくらいの文字数なら読みやすいか、色は? といったことが考えられているように思いました。

それからこれまで気づかなかった紙の本の欠点にも思い当たりました。「これまで気づかなかった」というところがポイント。──それは、1枚1枚を正確にパラパラめくるのって、実は難しかったということ。必ずどこか飛ばしてしまうのが紙の本だったのだ。この意味で、電子ブックはすごい! 私は身に付けていませんが、「速読術」が活かせますよ、きっと。

この、いかにしてこの読みやすさを実現しているかというのは、相当気になる点で、やはり今回は1枚=1画面にどのくらいの量の情報を盛り込むかという点がキモだったような気がするのですが、なにかひとつストップモーション・アニメーションのエッセンスが盛り込まれると、とても高い完成度に至るのではないかと思った。

2010-04-11

本をこれからどーするか? リアルな出版社の動向。

となりの本棚、佐々木俊尚 著『電子書籍の衝撃(ディスカバー携書)』と並んで、「ダウンロード可」の書籍が、奇しくも岩瀬大輔 著『生命保険のカラクリ(文春新書)』である。

なぜ「奇しくも」かというと、カラクリつながりということで、『からくりインターネット』のとなりの本棚とさせていただきたく。ダウンロードURLはこちら↓

岩瀬大輔 著『生命保険のカラクリ(文春新書)』ダウンロードURL
https://f.msgs.jp/webapp/wish/org/showEnquete.do?enqueteid=20&clientid=12820&databaseid=czs


こちらも期間限定2010年4月15日までということなので、とりあえずご紹介。これを広告と考えると、少し前のエポックメイキングなベストセラー『1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方』を思い出させる。いつの間にか文庫になっていた。なつかしい。

1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方 (PHP文庫)
滝井 秀典
PHP研究所

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2010-04-10

となりの本棚『電子書籍の衝撃』

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
佐々木 俊尚
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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以前「library thing」というウェブサイトを当ブログで紹介したが、インターネットのいろいろな場所で「私の本棚」というツールに出逢う昨今である。

そもそも私のような無冠の人間が本を出すことができるのもインターネットという時代のおかげであるし、そうとなれば、このようなイメージ上の本棚の中に、自分のかかわった本と一緒にいろんな本を並べてみたいなあと思う次第で、私が『からくりインターネット』の隣に並べてみたいなあという本を「となりの本棚」ということで、ご紹介していきたいと思います。

「となりの本棚」というのは、つまり、「となりの芝生」みたいな意味合いでもあります。

さて。
佐々木俊尚 著『電子書籍の衝撃』をアマゾンで「予約受付中」になっているのを見たのが1週間ほどまえだろうか。

で、これについて語るのは次回ということにして、まずこれ、版元のディスカバー21のウェブサイトで期間限定110円でダウンロードできます。一時不具合があったようだが、さきほど問題なくダウンロードできました。ちなみにアマゾンではまだ「予約受付中」。このような本の変化、どうやら、あっという間に来てるみたいで。(こう書いたからといってアマゾン=古い、という意味ではありません。ついでながらこの本、本の表紙(およびカバー)が秀逸であります。)

2010-04-07

「仕事は大道でせよ」

いろんな仕事に紛れて、ええい今日は『からくりインターネット』はお休み。代わりに読書から。

沖縄の陶工の間に「仕事は大道でせよ」という諺があるそうです。仕事を大道で行うと、そこを通る人々が「ここはこうした方がいい。あそこはこうしたらどうだろう」といろいろ助言してくれ、結果としていい仕事ができるのだという意味なのだそうです。
──小池清治『日本語はいかにつくられたか?』ちくま1995より

Twitterを使ってみてるのだが、ちょっとこういう機能がほしいよ、というのがいくらでも出てくるものだ。こういう「ご希望」が、いろんなユーザから、もし、だだだだーっと流れてくるとしたら、それはすばらしいことだと思う。

ちょっと振り返ると、広告業界で制作作業してたときは、全体の傾向としては、そういうつっこみを毛嫌いしていた面があると思う。「仕事は大道でせよ」は反省をこめて。

2010-04-05

からくりィ6 Google Street Viewでドライブしたい



『からくりインターネット』お読みくださっている方、今日の話題は56ページに載っているストリートビュー。これがどういうしくみでできていて、という話は本をご覧いただくとして、今日の投稿は、そこから派生していく雑談であります。まだお読みいただいていない方は、ぜひよろしくお願いいたします。

さて、私自身は、Googlemaps + street viewというツールの「理由なきヘビーユーザ」である。最近は心なしか画像の解像度がバージョンアップしているような気もします。

どこがおもしろいんだという人でも、もしそこにちょっとした物語をつけてやれば、たちまち面白さが増すに違いない。そういえば、Googleジャパンで昨今検索のストーリーを募集していたけれども、あれがまさに「ちょっとしたストーリー」ということなのでしょう。

ストリートビューは、ご周知のようにグーグルのクルマが撮影して集めた画像で構成されているということだが、どうせクルマから撮っているのならば、クルマを運転しているように表示してもらえないだろうか?

現在の表示では、画面内の矢印をクリックして進む方式なので、尺取り虫ぐらいの歩みである。これを時速40キロ、80キロというように、すいすいと進めてくれたら、見応えあるんだけどなあ。すなわち、ロードムービー。ストーリーが走り出しますよ、きっと。

2010-04-02

からくりィ5 マクドナルドでもからくり?


春のマクドナルド、キッズのハッピーセットは、「からくりマクドナルド」なんだそうです。。

神保町書泉グランデ様
ツイッターのアカウント(ログイン名)「shosengnd」から
5階レジ前の新刊コーナーとネットワーク関連のコーナーへの展示ありがとうございます。

2010-04-01

からくリィを読む4 twitterでも逢えます。


超軽い話題。

国立情報学研究所(NII)が、jouhoukenというアカウント名で、ツィートしてます。また、丸善出版営業部さんは、maruzenpubです。『からくりインターネット』の話題もちょこっと乗っています。(載る、なんでしょうけど、なんとなく乗るのほうがピンと来てしまい……。)

フォローしてみてください。。

東京メトロは、またやろう。


東京メトロのマナーポスター、三巡目。
新しいスタートの季節、来ました、新作。